マカオ政府教育・青年発展局(DSEDJ)は7月12日、マカオ特別行政区政府と中国人民解放軍駐マカオ部隊が合同主催する「第18回マカオ青年学生軍事サマーキャンプ」が開幕したと発表。
同局によれば、同キャンプは(2025年)7月12日から18日までマカオ・タイパ島にある駐マカオ部隊のタイパ軍営(駐屯地)で行われ、マカオの34の高等教育機関と非高等教育機関から159人のマカオ青年学生が参加するとのこと。
7日間のサマーキャンプ期間中、基礎的な装備の知識、野営、衛生救護といった軍事訓練のほか、軍営外でのアクティビティなどのプログラムが用意されているという。
中国人民解放軍は1997年7月1日の香港返還、1999年12月20日のマカオ返還を機にそれぞれ当地へ進駐している。日常生活の中で人民解放軍の存在を意識することはほとんどないのが現状だが、軍営の一般開放イベント、青少年向けキャンプ、公益活動等を通じ、しばしば地元住民との交流の機会が持たれている。
なお、中華人民共和国兵役法は香港・マカオを対象外とし、香港・マカオ居留権保有者は中国籍であっても人民解放軍に入隊することはできないとされる。
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