ソウル市ヨンドゥンポ(永登浦)区は、区内のホテルと提携し「お年寄り安全宿所」サービスを運営している。猛暑警戒アラートがあった際、ハイソウルユースホステルをはじめとした3つのホテルに無料で宿泊できるようにしている。1人1部屋を、午後8時から翌日午前8時まで利用できる。
ホテルの利用対象となるのは冷房がない、もしくは故障などで熱中症の発症が懸念される65歳以上の生活保護受給者およびそれに次ぐ生活水準と認められる高齢者となる。
一方ノウォン(蘆原)区は「ヒーリング冷蔵庫」サービスを、例年よりも早期に実施している。区内7カ所の川辺と8カ所の散策路、今回新たに追加した公園などの3カ所に冷蔵庫を設置し、住民に冷水を提供している。
このほか同ソンドン(城東)区も、野外活動中の住民に冷水を提供する「城東水倉庫」を開始した。
一方、クロ(九老)区では公園や緑地などで働く季節労働者の勤務時間を変更。蒸し暑い時間帯の野外活動を最小限にとどめ、労働効率の向上と安全確保に努めている。
自治体関係者は「気候変動により毎年猛暑が長期化しているため、誰もが安全に夏を過ごせるような対策を実施していく」と述べた。
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