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千葉県内の道の駅や農産物直売店で販売された生卵から、残留基準値を超える動物用の抗生物質が検出されたとして、千葉県は鶏卵農家に対し、鶏卵950キロあまりを自主回収するよう指示した。
現時点で健康被害に関する報告はないという。
自主回収の対象となるのは、千葉県山武(さんむ)市の鶏卵農家が生産した、賞味期限が今月4日までの生卵950キロあまり。
千葉県健康福祉部などによると、先月24日、山武保健所が生食用の卵の残留医薬品検査を行ったところ、食品衛生法で定められた基準値(0.01ppm)の14倍に相当する「スルファモノメトキシン(サルファ剤)」を検出した。
卵は、東金市の道の駅「みのりの郷東金」やJA山武郡市の農産物直売店「山武緑の風」大網店と東金店の3店舗に納品され、10個入りのパックで90袋売られたほか、無包装のものも計950キロ販売されたという。
県の農林水産部畜産課によると、サルファ剤は家畜の病気や寄生虫予防として使われる抗生物質で、今回検出された0.14ppmは、人体の健康にただちに悪影響を及ぼす量ではないという。
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