
7月3日に有明アリーナ「三井不動産カップ2025(東京大会)」が行われ、女子日本代表(FIBAランキング9位)がデンマーク代表(同55位)と対戦した。
「FIBA女子アジアカップ2025」に向けて活動を続ける日本は、田中こころ(ENEOSサンフラワーズ)、今野紀花(デンソーアイリス)、馬瓜ステファニー(カサデモント・サラゴサ/スペイン)、髙田真希(デンソー)、渡嘉敷来夢(アイシンウィングス)の5人が先発に名を連ねた。
日本は今野が先制点を決めたあと、2本の3ポイントシュートを含む0-10のランを献上。田中の得点で相手の流れを止めたものの、開始4分22秒の時点で10点のビハインドを背負った。赤木里帆、宮澤夕貴(ともに富士通レッドウェーブ)、東藤なな子(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)、栗林未和(東京羽田ヴィッキーズ)、薮未奈海(デンソー)をコートに送り込むと、薮と東藤の長距離砲などで反撃。それでも、10分間で7本中5本の3ポイントを許し、13-23で最初の10分間を終えた。
田中、オコエ桃仁花、藤本愛瑚(ともにENEOS)の連続得点で始まった第2クォーターは、序盤からディフェンスで相手のターンオーバーを誘発。攻めては中盤以降に薮、宮澤、馬瓜が3ポイントを沈めるなど、32-35と3点差まで詰め寄った。

躍動した薮未奈海 [写真]=野口岳彦
第3クォーターは渡嘉敷がオフェンスリバウンドから得点を挙げると、星の逆転3ポイントをお膳立て。髙田、星も続き、10-0のランで試合をひっくり返した。開始4分50秒を最後に得点が止まったものの、残り1分37秒に薮が自身3本目の3ポイントを成功。奥山理々嘉(トヨタ紡織)も得点を重ねた。
第4クォーターは開始3分57に再びビハインドを背負ったが、オコエの長距離砲ですぐさまリードを奪取。田中、藤本の連続“3点プレー”も炸裂した。しかし、ファウルがかさむ展開で、試合終了残り1分34秒に2本のフリースローを決められて同点。同2.9秒からオフェンス機会を得たものの得点を奪えず、最後は相手を守りきり、65-65の同点で試合を終えた。
登録メンバー15名全員を起用した日本は、薮がチーム最多12得点を記録。馬瓜が8得点、田中とオコエが7得点、星が6得点で続いた。4日に再びデンマークと対戦し、13日に開幕するアジアカップに挑む。
■試合結果
日本 65-65 デンマーク
JPN|13|19|22|11|=65
DNK|23|12|12|18|=65