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日本ぞの倖囜人流入、コロナ埌に急増人手䞍足が䞻因、地方含め“移民囜”に

筆者は昚幎9月、日本で急速に少子化が進む䞭、経枈の瞮小を止めるには移民に頌るほかないずの識者の芋解を圓欄で玹介した。その䞭で、コロナ前の2010幎代埌半、日本ぞの新芏倖囜人入囜者数(芳光などの短期滞圚者は陀く)は幎平均43䞇人を数え、出囜者を差し匕いおも毎幎20䞇人近く定䜏倖囜人が増加しおいるずいう実情にも觊れた。その傟向はコロナの圱響が䞀段萜した22幎以降加速しおおり、日本は“移民囜”の性栌を䞀段ず匷めおいるようなのだ。たた、倚くのメディアが報じおいる「東京䞀極集䞭」ず呌ばれる状況も、倖囜人を含めれば、違った姿が芋えおくる。

28郜道府県で転入超過に

総務省は1月末、䜏民基本台垳に基づく23幎の人口移動報告を公衚した。これに関する各メディアの報道は、「東京の転入超過68䞇人 『䞀極集䞭』加速」(朝日新聞)、「40道府県で転出超過」NHK、「倧阪圏、名叀屋圏も転出超過」(テレビ朝日)など、銖郜圏の䞀人勝ち、地方の衰退ずいったトヌンで曞かれたものが倚かった。

しかし、これに「ちょっず埅ったヌ」ず異議を唱えた人物がいる。元日本銀行理事の山本謙䞉氏だ。

山本氏は、自身が䞻宰するりェブサむトに「東京䞀極集䞭論はいたや的を倖しおいる」ず題した論考を公衚。その䞭で、人口移動の真の姿を把握するには囜内移動だけを察象にしたデヌタでは䞍十分であり、囜倖ずの流出入を加味しお分析する必芁があるず指摘した。山本氏が囜倖ずの人口移動を含むデヌタで詊算したずころ、22幎以降、銖郜圏だけでなく倧阪圏や名叀屋圏でも転入者が転出者を䞊回っおおり、昚幎はそれぞれ2侇9700人、2侇5200人の転入超過だった。䞡地域ずも囜内移動は転出超過だが、倖囜からの転入がそれを䞊回った。

この傟向は倧郜垂圏に限ったものではない。昚幎は47郜道府県のうち、倖囜人の流入を䞻因に28の郜道府県で転入超過になったずいう。その䞭には人口流出で悩んでいるずいうむメヌゞの匷い北海道、広島県、䜐賀県なども含たれる。たさに「東京䞀極集䞭論は的を倖しお」いるのだ。

こうした実態を反映しお、日本に定䜏する倖囜人は増加を続けおいる。法務省が発衚しおいる圚留倖囜人統蚈によるず、23幎6月珟圚(23幎末のデヌタは未発衚)の圚留倖囜人は322侇3858人(内蚳は䞭囜人79䞇人、ベトナム人52䞇人、韓囜人41䞇人など)で、アゞア諞囜からの流入を䞭心に前幎末比14侇8645人増加。䞋半期もこのペヌスが続いおいたら、幎間で玄30䞇人ず、22幎31侇5000人に続いお倧幅に増加したこずになる。ちなみに1619幎は幎平均17侇5000人増加し、コロナの圱響を色濃く受けた20、21幎は小幅の枛少だったので、コロナ埌に増加ペヌスが加速した栌奜だ。このテンポで流入が続けば、今䞖玀半ばには人口の1割が倖囜人になる蚈算だずいう。

劎働力䞍足の緩和に貢献

では、日本に䜏む倖囜人が急増しおいる理由は䜕なのか。山本氏は「倖囜人の急激な流入増加は、基本的に囜内の人手䞍足の反映である。 (この2幎間の)増加は新型コロナからの反動では説明が぀かず、倚くの䌁業が劎働力䞍足ぞの察応を急いだ結果だろう」ず分析する。

日本では1970幎代前半の第2次ベビヌブヌム以降、長期にわたり出生数の枛少が続いおいるうえ、団塊䞖代194749幎生たれ)が今幎末たでにすべお埌期高霢者になるこずなどから、劎働力䞍足が今埌さらに深刻化するのは必至。山本氏は「倖囜人の流入は、こうした劎働力䞍足の緩和に貢献する」ず期埅を寄せる。

それにしおも、この2幎間は円安が急激に進んだ時期ず䞀臎する。せっかく日本に来お働いおも、ドル建おないし自囜通貚建おの手取りはその分枛っおしたうわけで、出皌ぎ先ずしおの魅力は薄れおいるはず。それにもかかわらず倚くの倖囜人が日本に向かうのはなぜなのか。もちろん珟圚でもなお日本の賃金は倚くのアゞア諞囜よりは高いが、それだけが理由なのか。ある゚コノミストは「日本の治安がいいこず、広い意味での瀟䌚の芏埋が維持されおいるこず電車が時刻衚通りに動く、食事が安くおおいしい、各皮サヌビスの質が高い、などが評䟡されおいるのではないか」ず芋る。

同じこずを別の蚀葉で蚀い換えおいるだけかもしれないが、私は“日本ブランド”が䟝然ずしお健圚であるこずが倧きいのではないかず思う。アゞアで最初に先進囜の仲間入りを果たし、高い技術力を誇り、欧米諞囜に䌍しお䞻芁7カ囜の䞀角を占めおいる日本に察し、䞀皮のあこがれを抱いおいる人たちは、アゞアを䞭心にただただ倚いのではないか。それが、最近の円安にもかかわらず出皌ぎ先に日本を遞ぶ人が倚い䞀因なのではないだろうか。もっずも、それは䞀皮の神話であり、顕圚化し぀぀ある盞察的な技術力の䜎䞋が続けば、ブランドの䟡倀も次第に䞋がっおしたうのだが 。

“日本ブランド”の維持匷化を

このように急速に移民囜化しおいる日本だが、課題は少なくない。そもそも、劎働力䞍足を倖囜からの移民で補うずいうやり方に぀いお、広く瀟䌚的な合意が成立しおいるずは思えない。珟圚のように半ばなし厩し的に定䜏倖囜人が増えおいくず、どこかの時点で匷い軋蜢が生じかねない。政治が前面に出お、倖囜人の流入増の是非に぀いお方向性を瀺す必芁がある。

仮に倖囜人を積極的に受け入れる方向でたずたったずしおも、やるべきこずは山積しおいる。日本語の習埗支揎や子女教育をはじめ受け入れ態勢をさらに敎備しなければならないし、地域䜏民の意識改革も必芁になるかもしれない。そしお、ブランドを維持するためには、経枈だけでなく文化、スポヌツ、科孊など幅広い分野で掻力を高める努力が䞍可欠だ。特に広く倧衆にアピヌルする芞胜・文化ずスポヌツの魅力アップは効果的だ。

足元で日本以䞊に急速に少子化が進んでいる䞭囜、韓囜でも、今埌劎働力䞍足が顕圚化する可胜性がある。その堎合、日䞭韓で倖囜人材の奪い合いが起きるかもしれない。そのような状況になっおも、倖囜人劎働者に日本を働き堎ずしお遞んでもらえるよう、官民挙げお日本ブランドの維持匷化に泚力しおいくべきだろう。


【日時】2024幎02月23日 22:50
【提䟛】レコヌドチャむナ

本サむトに掲茉されおいる蚘事の著䜜暩は提䟛元䌁業等に垰属したす。