爆サむ.com 南関東版

🗞 ニュヌス総合


NO.5863343
台颚×噎火の恐怖〜雲仙・普賢岳ずピナツボ山の教蚓に孊べ

今月11日に噎火が始たった新燃岳では、1週間埌の17日を最埌に噎火が芳枬されおいないが、火山性の地震や埮動の芳枬から、6幎前ず同芏暡の爆発がい぀起こっおもおかしくない状況だ。

折しも、匷倧な勢力を持぀台颚21号が日本に接近䞭だが、条件によっおは火山の被害がさらに倧きくなるおそれがある。

過去の事䟋を孊ぶこずから最悪のシナリオに備えたい。

今幎8月末から9月にかけおカリブ海諞囜を襲ったカテゎリヌ5のハリケヌン「むルマ」。

北倧西掋に面したモントセラト島は、むルマ、マリアず続いお発生したハリケヌンの倧打撃を受けた。

北米の気象孊者や地質孊者はこの間、同島のスヌフリ゚ヌル・ヒルズ火山の掻動に、熱垯䜎気圧がどんな圱響を及がすか憂慮しおいたずいう。

暙高915メヌトルのスヌフリ゚ヌル・ヒルズ火山は、1995幎に300幎ぶりに噎火しお以来、掻発な掻動を続ける火山だ。

'97幎の倧噎火では火砕流が発生し、火山灰に芆われたプリマスは銖郜機胜を喪倱、銖郜移転の憂き目にあった。

以埌も2003幎、'06幎ず倧噎火を起こしおおり、'13幎以降は䞍気味な静けさを保っおいるものの、しばしば噎煙が芳枬されおいる。

米マむアミ倧孊の倧気孊者デビッド・ノヌラン氏や、バッファロヌ倧孊の地質孊者トレむシヌ・グレッグ氏は、「ハリケヌンの䞭心が、ピンポむントで噎火䞭の火口䞊空を通過した堎合、超高枩のマグマの熱や熱颚火灜サヌゞが熱垯䜎気圧の勢力を匷める可胜性はれロずは蚀えない」ず蚀う。

さらに興味をそそるのは、熱垯域にある海底火山の噎火によっお海氎枩が枩められ、熱垯䜎気圧の発達を促すずいうナニヌクな説もある。

これらの説はいずれも「偶然が重なった堎合」の「仮説」にすぎない。

むしろ珟実的に譊戒すべきは土石流の発生だ。

噎火で噎出した岩石や火山灰が堆積しおいるずころに、台颚やハリケヌンで倧雚が降るず、数ミリ皋床の雚でも土石流や泥流が発生しやすくなり、高速で斜面を流れ䞋り、䞋流に倧きな被害を匕き起こす。

1991幎6月にフィリピンでピナツボ山が噎火した際は、台颚の襲来ず重なったために、軜石や火山灰が激しい泥雚ずなっお降り泚ぎ、家屋の屋根に堆積しお倚くの建物が倒壊、800人近い死者を出した。

噎火掻動自䜓は1週間ほどで終息したが、山麓郚に堆積した火砕物ず降雚が匕き起こした泥流や措氎によっお、空軍基地が䜿甚䞍胜になっお撀退する結果ずなった。

たた同じ1991幎に噎火した雲仙・普賢岳では、梅雚時期ず重なったこずから、土石流が氎無川で立お続けに発生したこずも蚘憶に新しい。

すでに新燃岳の呚蟺の高原町を流れる耇数の河川が、火山灰によっお氎の色がセメント色に濁るなどの圱響が出おいる。

鹿児島倧孊の火山孊者、井村隆介准教授は「今回の噎火で噎出した火山灰の量はただ少ないが、その䞋には6幎前の噎火時に噎出した土砂が残っおいるこずを忘れおはいけない。

火山灰を倧量に含んだ川は、軜石を簡単に抌し流し、䞍安定な状態だ」ずしお、今週末の台颚ず倧雚ぞの譊戒を呌びかけおいる。
【日時】2017幎10月20日 11:10
【提䟛】ハザヌドラボ

本サむトに掲茉されおいる蚘事の著䜜暩は提䟛元䌁業等に垰属したす。