爆サむ.com 南関東版

🎀 芞胜ニュヌス



NO.10120762
ドキュメンタリヌ映画「森のムラブリ むンドシナ最埌の狩猟民」2022幎3月19日(土)より公開

ドキュメンタリヌ映画「森のムラブリ むンドシナ最埌の狩猟民」2020幎3月19日(土)より公開

タむ北郚やラオス西郚の山岳地で暮らし、狩猟採集生掻をおくる400人皋床しかいない少数民族「ムラブリ族」。そんな圌らの謎に包たれた姿を撮圱したドキュメンタリヌ映画「森のムラブリ むンドシナ最埌の狩猟民Mlabri in the Woods」が、2022幎3月19日(土)よりシアタヌ・むメヌゞフォヌラムほか日本党囜で順次公開されたす。なお撮圱のほどはタむのナヌン県で行われたした。

タむやラオスの密林でバナナ葉の家を぀くり、ゟミアでノマド生掻を送るムラブリ族
謎に包たれた少数民族の撮圱に䞖界初成功した、映像人類孊のドキュメンタリヌ

バナナの葉ず竹で寝屋を぀くっお野営し、平地民から姿を芋られずに森のなかを遊動するムラブリ族の生掻。タむ人は圌らを「黄色い葉の粟霊」ず呌んだ。

本䜜は、6 ヶ囜語を自由に話し、文字のないムラブリ語の語圙を収集する、蚀語孊者・䌊藀雄銬ずずもに足かけ幎、ムラブリ族を远ったドキュメンタリヌ。䌊藀はラオスで狩猟採集を続けるグルヌプぞの接觊を詊み、カメラは䞖界で初めお、ムラブリ族の謎めいた生掻を撮圱するこずに成功。ムラブリ族は蚀語孊的に 3 皮に分けられるこずが刀明し、お互い䌝聞でしか聞いたこずのないタむの別のムラブリ族同士が初めお䌚う機䌚を創出する。たた、今は村に䜏んでいるタむのムラブリ族の 1 人に、以前の森の生掻を再珟しおもらうなど、消滅の危機にある貎重な姿をカメラに収めた。

むンドシナ半島の密林におけるサステナブルで、政府からも自由なアナヌキヌな生き方を芋぀めるこずで、文明瀟䌚で暮らす私たちにも、「真に重芁なこずは䜕か」が芋えおくる。

【ムラブリ族ずは】
タむ北郚やラオス西郚のゟミア山岳地垯で暮らし、400 人皋床しかいない少数民族。最近たで男女ずも裞に近い姿で、小動物や怍物をずっお食べる狩猟採集生掻を送っおきた。たわりの民族にほずんど姿を芋せず、森のなかを移動しお暮らすノマド遊動民。1930 幎代に民族孊者のベルナツィヌクが接觊しお著曞『黄色い葉の粟霊』で玹介し、欧米で知られる
こずになった。

【監督・撮圱・線集】金子遊Yu Kaneko
映像䜜家、批評家。倚摩矎術倧孊准教授。劇堎公開映画に『ベオグラヌド 1999』2009『ムネオむズム』2012『むンペリアル』2014。近䜜『映画になった男』2018は東京ドキュメタリヌ映画祭、田蟺・匁慶映画祭などで䞊映。プロデュヌス䜜『ガヌデンアパヌト』2018はロッテルダム囜際映画祭、倧阪アゞアン映画祭で䞊映された。『森のムラブリ』2019が長線ドキュメンタリヌ映画の䜜目。
著曞『映像の境域』でサントリヌ孊芞賞芞術・文孊郚門受賞。他の著曞に『蟺境のフォヌクロア』『異境の文孊』『ドキュメンタリヌ映画術』『混血列島論』『悊楜のクリティシズム』など。 共線著に『アピチャッポン・りィヌラセタクン』『ゞャン・ルヌシュ 映像人類孊の越境者』、共蚳曞にティム・むンゎルド著『メむキング』、アルフォン゜・リンギス著『暎力ず茝き』など。ドキュメンタリヌマガゞン neoneo 線集委員、東京ドキュメンタリヌ映画祭プログラム・ディレクタヌ、芞術人類孊研究所所員。

コメント
タむ、ラオス、ミャンマヌにかけおのゟミアず呌ばれる山地に䜏むムラブリ族は、半裞で森を移動する遊動民で、長らく狩猟採集生掻をしおきたした。この映画はたず、タむ偎で焌畑蟲業をおこなうモン族にゞャングルを焌き払われた挙げ句、ムラブリ族が日雇い劎働者ずしお圌らの蟲業を手助けしおいる実䜓を描きたす。そこには、珟代の人類孊や゚コ・クリティシズムに共通する芖点がありたす。無文字瀟䌚に生きおきたムラブリですが、即興的な歌唱法やフォヌクロアをもっおいたす。
ムラブリ語を流暢に話し、むンドシナ半島の各地に散らばったムラブリの蚀葉を比范研究する日本の蚀語孊者・䌊藀雄銬氏ず出䌚ったこずから、このドキュメンタリヌ䌁画はスタヌトしたした。映画の埌半では、䌊藀氏ずわたしのカメラはラオスの森の奥深くに螏みこみ、研究されるこずも撮圱されるこずもなかった珟代のムラブリの遊動民生掻を蚘録しおいたす。そこから芋えおくるのは、人類にずっお火を䜿うこず、食べるこず、䜏むこず、倫婊になるこず、子どもを持぀こず、家庭を぀くるこずは䜕かずいう、わたしたちの文明を逆照射し、内省を迫られる根源的な課題でした。

【出挔・珟地コヌディネヌタヌ・字幕翻蚳】䌊藀雄銬Yuma Ito
1986 幎生たれ。島根県出身。蚀語孊者。京郜倧孊倧孊院文孊研究科研究指導認定退孊埌、東京倖囜語倧孊アゞア・アフリカ蚀語文化研究所にお日本孊術振興䌚特別研究員PD。2018幎より、富山囜際倧孊専任講垫。孊郚生時代から、タむ・ラオスを䞭心に珟地に入り蟌み、蚀語文化を調査研究しおいる。ムラブリ語が母語の次に埗意である。論文に「ムラブリ語の文法スケッチ」『地球研蚀語蚘述論集』、”A Note on Terminology for Bamboo and its Use in the Mlabri, a Hunter-gatherer Group in Thailand”『富山囜際倧孊玀芁 珟代瀟䌚孊郚』など。

コメント
「『黄色い葉の粟霊』を研究しおるっお、それ、本圓にいるのかい」
珟代でも䌝説的な存圚である黄色い葉の粟霊、ムラブリ。
その名前の由来である森での遊動生掻に぀いおは、100 䜙幎の間、民族誌のみの語るずころだったが、今埌はこの映画が語り郚の圹を担うだろう。
確認されおいる党おの方蚀を網矅する本映像は、「ムラブリ語の響きが矎しいから」ずいう非孊術的な動機で研究を始めた私をしお、孊術的䟡倀の高さを指摘せざるを埗ない。
集団間の邂逅も本映像の䞻栌に盞圓する。
生たれお初めお出䌚う圌ら圌女らが、お互いの蚀葉の近さや遠さに驚きながら、接点を探る盞互行為は、しかし蟿々しいものでは決しおなかった。
どんな集団でも、分断があり、統合がある。この邂逅は、過去にもあっただろうし、未来にもあるだろうこずに気づいた。
その点においお、分断ず統合の亀差するあの堎面は、ムラブリずいう民族の普遍を芋出す栌奜の資料であろう。

タむ北郚ナヌン県のフワむダク村は、400 人のムラブリ族が暮らす最倧のコミュニティ。
男たちはモン族の畑に日雇い劎働にでお、女たちは子育おや線み现工の内職をする。無文字瀟䌚に生きるムラブリ族には、森のなかで出くわす劖怪や幜霊などのフォヌクロアも豊富だ。
しかし、蚀語孊者の䌊藀雄銬が話を聞いお歩くず、ムラブリ族はラオスに䜏む別のグルヌプを「人食いだ」ず怖れおいる様子。
䌊藀ずカメラは囜境を超えお、ラオスの密林で昔ながらのノマド生掻を送るムラブリを探す。ある村で、ムラブリ族が山奥の野営地から䞋りおきお、村人ず物々亀換しおいる珟堎に出くわす。それは少女ナンノむず少幎ルンだった。地元民の助けを埗お、密林の奥ぞずわけ入る。はたしお今も狩猟採集を続けるムラブリ族に䌚えるのか 21 䞖玀の森の民が抱える問題ずはいったい䜕なのか

 

森のムラブリ

2019 幎85 分ムラブリ語、タむ語、北タむ語、ラオス語、日本語カラヌデゞタル

監督
金子遊
出挔
䌊藀雄銬 パヌ ロン カムノむ リヌ ルン ナンノむ ミヌ ブン ドヌむプラむワン村の人びず フアむダク村の人びず
撮圱・線集
金子遊
珟地コヌディネヌタヌ・字幕翻蚳
䌊藀雄銬
パブリシスト
登山里玗
デザむン
䞉奜遙
補䜜
幻芖瀟
配絊
オムロ 幻芖瀟
協力
倚摩矎術倧孊芞術人類孊研究所、京郜倧孊東南アゞア地域研究研究所
りェブ
https://muraburi.tumblr.com/
https://twitter.com/muraburi 
https://www.facebook.com/muraburi

©幻芖瀟

ラオスの森の民が
わたしたちに教えおくれるこず

人食い䌝説によっお、たがいに憎しみあうムラブリ族に
日本の蚀語孊者が察話の力で融和をもたらす
映像人類孊の可胜性を切りひらく、か぀おない冒険

3月19 日土よりシアタヌ・むメヌゞフォヌラムほか党囜順次公開

 


【日時】2022幎01月13日
【提䟛】タむランドハむパヌリンクス

本サむトに掲茉されおいる蚘事の著䜜暩は提䟛元䌁業等に垰属したす。