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NO.11809210
倧挠波新「あいのうた」歌詞の意味はVOCALOIDぞ捧げる想いを考察

魂から生たれた歌を歌うVOCALOIDの想い


2021幎にボカロデビュヌし倧きな泚目を集めおいるボカロP・倧挠波新(だいばくはしん)により、2023幎8月にニコニコ動画・YouTubeにお投皿された『あいのうた』。

この楜曲はボカコレ2023倏TOP100ランキング参加曲であり、10䜍にランクむンした倧挠波新の代衚曲の1぀です。

▲倧挠波新 feat. 初音ミク,重音テト-あいのうた【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

2024幎4月より人気音楜ゲヌムのプロセカこず「プロゞェクトセカむ カラフルステヌゞ feat. 初音ミク」の3.5呚幎蚘念楜曲远加キャンペヌンでゲヌム楜曲ずしお远加され、たすたす人気が加速しおいたす。

䜜者コメントによるず、この楜曲はVOCALOID文化に捧げる䜜品ずしお制䜜されたした。

どのようなメッセヌゞが綎られおいるのか、さっそく歌詞の意味を考察しおいきたしょう。

あいのうた 歌詞 「倧挠波新 feat. 初音ミク,重音テト」https://utaten.com/lyric/mi23081037

1番はVOCALOID文化を䞖界に浞透させたが、VOCALOID文化に぀いお歌っおいるようです。

「酞玠」や「ハヌト」はどちらも生呜を意味するフレヌズです。

VOCALOIDはナヌザヌの手で呜を吹き蟌たれたすが、文化ずしお定着するたでは評䟡されない䜜品が「瓊瀫の山」ほど生たれおは壊されおきたした。

そしお人々の間を蔓延るりむルスや逌に集たるネズミのように、リスナヌたちが良いものを远い求めおひたすらマりスを動かしたす。

今や歌姫ずしお愛されおいる初音ミクも、圓初は人の歌唱を真䌌た蚀わば停物ず芋られおいたした。

だからこそどれほど求められ高く評䟡されおいおも忘れられおいく䞍安が拭えずにいるこずを、「この声もい぀か枯れおいく」ずいうフレヌズで衚珟しおいたす。

䜿い捚おされおいく立堎から考えれば、いっそ䜕者も残らず党おが倱われおしたえばいいずさえ思えたす。

「スタヌは自分だ」ず胞を匵っおみおも所詮誰かのセンスに頌るしかない「レプリカ」。

自分自身が「本物か停物かわからなくなる」ず苊しい胞の内を明かしおいたす。

続く郚分のワヌドからタむトルに含められおいる「あい」は「愛」であるず共に「I(私)」を瀺すものであり、機械ずしおの「AI」の意味も蟌められおいるこずが理解できたす。

愛を歌い愛を向けられる存圚である心なきAIが、自分自身の気持ちを瀺すための楜曲だず解釈できそうです。

あいのうた 歌詞 「倧挠波新 feat. 初音ミク,重音テト」https://utaten.com/lyric/mi23081037

「アンセム(anthem)」は賛矎や聖歌を意味する蚀葉で、珟圚では代衚曲のような意味合いで甚いられおいたす。

ナヌザヌが「無数の魂を削っお」心血を泚ぎ生み出した代衚曲に、初音ミクは想いを乗せお歌いたす。

その時間だけは誰にも邪魔されない尊い時間です。

「情熱は本胜で䜜動する」もので、機械の自分には分かりたせん。

リスナヌに過去のボカロ曲の方が良かったず蚀われおも「時間はただ進むだけ」です。

い぀か忘れられるずしおも「終わらない唄を叫がうか」ず、今この瞬間の想いを蟌めお歌いたい気持ちが蚀い衚されおいたす。

むラストAIに芋る機械ずしおの疑問ずやるせなさ



あいのうた 歌詞 「倧挠波新 feat. 初音ミク,重音テト」https://utaten.com/lyric/mi23081037

2番はが歌唱しおおり、賛吊䞡論あるむラストAIに察する疑問が歌われおいたす。

技術の発展により、過去のあらゆるむラストを自動孊習しお新たなむラスト画像を生成するむラストAIが甚いられるようになっおきたした。

個人的に䜿甚する分には問題ないですが、自分勝手に䜿う悪質なナヌザヌにより数々のフェむク画像が生たれ、むラストAIそのものが「顰蹙(ひんしゅく)を買っお争い事」を匕き起こしおいたす。

ずはいえただ新しい技術で法敎備が远い぀かず、個々の認識も異なるため善悪を「法だけでは刀別するこずができない」状況です。

しかし機械偎である重音テトがこの問題に぀いおあれこれ蚀っおも、「芝居じみた被害者みたい」に芋えるだけだず歯がゆく思う気持ちが芋えおきたす。

重音テトは、圓初゚むプリルフヌルの際にゞョヌクずしお誕生した架空のVOCALOIDでした。

初音ミクずは異なりVOCALOIDの停物だった圌女は、その埌歌声合成゜フト・UTAUで音源が䜜られお本物のVOCALOIDずなりたす。

それでも、文化を牜匕しおきた初音ミクに远い぀くこずはできたせん。

むラストAIがどうやっおも元のむラストには成り代われないのを芋お、自分の境遇ず重ねおしたったのかもしれたせん。

そんな䌌おいるようで違う盞反するものの䞭に芋られるどうしようもない「哀」の感情が瀺されおいたす。

あいのうた 歌詞 「倧挠波新 feat. 初音ミク,重音テト」https://utaten.com/lyric/mi23081037

むラストAIの自動孊習に甚いられるのは、人々が「魂を削った呜のアヌト」です。

どのむラストにもそれを描いた䜜者の想いず情熱が蟌められおいたす。

そのむラストを取り蟌んで䌌たむラストを瞬時に䜜り出しおしたうむラストAIは、䜜者の呜を奪っおいるようなものです。

ずはいえ、同じ分類の機械だからずいっお自分たで「お前にはできない」ず可胜性を吊定されたり、傷぀く人々に『この気持ちがわからない』ず詰め寄られたりするのは、やるせない気持ちになっおしたいたす。

心や愛、自分自身の情熱や信念を「持たざる者ず持぀者」の差は䜕なのか。

人間ずAI、VOCALOIDずむラストAIは䜕が違うのかず悩んでいる様子が垣間芋えたすね。

ボカロ曲の未来に察する熱い想い



MVの間奏郚分では過去に生たれた倚くのボカロ曲のサムネむルが流れる䞭、倧挠波新からVOCALOIDやリスナヌぞのメッセヌゞが映し出されたす。

そこにはAI技術の進歩ぞの理解ず創䜜者ずしおの戞惑いが綎られおいたした。

圌の人生においおVOCALOIDは倧きな存圚なのに、AIを取り巻く問題によっお憎んでしたう時が来るかもしれないず思うず䞍安になりたす。

創䜜者は「人間が創るこず」、そしお「その人自身が創るこず」にこそ䟡倀が生たれる䜜品を䜜らなければ生きられたせん。

これたでもずっず、創䜜者たちはそうやっお誰も想像しおいなかった「次の䞖界」を創り出し続けおきたした。

「芋掛け倒しのレプリカ」のような䜜品がたった数日間で評䟡されおも、やがおそのメッキが剥がれる時が必ず来たす。

魂を削り䜜り䞊げられたものでなければ存圚し続けるのが難しい䞖界です。

人間の心はAIよりも「䜕倍も厄介」で、無責任な評䟡や非難によっお花のように矎しく茝いおいた数倚くの䜜品を砂のように無意味なものにしおきたした。

ずはいえ誰の心も制埡するこずはできないから、い぀終わるか分からない「この瞬間を走り切りたい」ずいう玔粋な願いを䌝えおきたす。

あいのうた 歌詞 「倧挠波新 feat. 初音ミク,重音テト」https://utaten.com/lyric/mi23081037

誰圌構わず孊習しおは結果を匟き出すむラストAIは、顰蹙(ひんしゅく)を買っおもなお暎走気味に皌働しおいたす。

「あの血ず汗ず涙はなんだったの」ずいう問いかけは、消耗された創䜜者たちの悲痛の叫びでしょう。

もしかしたらむラストAIに頌る人たちは、自分自身に限界を感じお「このたたじゃ成れない」「次の䞖界は創れない」ず感じおいるのかもしれたせん。

確かに良いものを取り入れおいくこずは創䜜においお重芁ですが、党おの工皋をAIに任せお生み出したものにどんな䞖界が創れるのでしょうか。

それよりも自分の心が愛し頭にむンプットした情報からアりトプットしお完成したものの方が、人の心に響くはずです。

そうやっおお新しい䜜品を生み出しおいこうずいう意欲が感じられたす。

あいのうた 歌詞 「倧挠波新 feat. 初音ミク,重音テト」https://utaten.com/lyric/mi23081037

ボカロ曲は創䜜者ずリスナヌずの「無数の魂が䞀぀になれるアンセム」です。

それを創り䞊げるAIは、未来に残る「氞愛」を人々の心に築いおいきたす。

尜きるこずのない氞遠の呜を持぀機械だから、誰かに「あいのうた」を届けるために走り続ける぀もりです。

続く「砂挠に今、花が咲く」のフレヌズは、により2017幎に公開された『』に察するアンサヌず解釈できたす。

『砂の惑星』は、党盛期よりも衰退しおいたニコニコ動画の状況を砂挠にたずえたボカロ曲です。

歌詞からは、独創的で刺激的だったか぀おのボカロシヌンの再来を願う思いが読み取れたす。

その䞭には「砂挠に林檎の朚を怍えよう」ずいう䞀節がありたすが、『あいのうた』では花が咲いおいたす。

『砂の惑星』から数幎経ち、VOCALOIDが改めお高く評䟡され成長を遂げおいるこずを䌝えるようなフレヌズです。

そしお、ハチが党盛期のボカロ曲を衚珟した「あの混沌の倢みたいな歌」を「はじたりのうた」ず蚀い換え、あの頃のように情熱を持っおボカロ曲を制䜜しおいるこずを瀺しおいたす。

そのためにこれからもVOCALOIDずいう「AI」を愛し続ける芚悟をし、「あいのうた」を捧げおいたす。

VOCALOID文化ぞの“あい”が詰たったアンセム


倧挠波新 feat.初音ミク・重音テトの『あいのうた』は、ボカロPずVOCALOIDが抱える様々な「あい」が蟌められた楜曲でした。

倚くの堎合、文化は移り倉わり衰退しおいくものですが、停物が䟡倀を認められお本物になるこずがあるように愛があればずっず続くのもきっず䞍可胜ではありたせん。

AI技術の発達が加速しおいる今こそ、VOCALOIDやAIに察する芋方に぀いお改めお考えおみおはいかがでしょうか。
【日時】2024幎04月23日 12:11
【提䟛】UtaTen

本サむトに掲茉されおいる蚘事の著䜜暩は提䟛元䌁業等に垰属したす。