
『ウマキんグ』の「【残り2週!借金返済への道】転がした軍資金でダービー大勝負!!見事的中し2週連続の高配当を獲得!!」は、前回配信動画の馬券掲載の編集ミスによる炎上騒動からスタートする。
購入すべき馬券ではなくスタッフが購入した馬券を誤って掲載し、動画を一度非公開にして再編集する事態となった。捏造疑惑や複数枚購入疑惑まで浮上する中、チャンネルは謝罪と信頼回復に向けた対応を余儀なくされている。
今回の騒動の根本原因は、日常的に「脇合い合いと買え面を言い合ったり馬券を送り合いながら」というチーム内の緩い雰囲気にあったと運営側は分析している。
特に競馬チャンネルにとって馬券の編集ミスは「すごく繊細なところ」であり、普通の編集ミスとは次元が異なる深刻さを持つ。編集を任せきりにしていた無責任さを認める一方で、責任を感じるスタッフを気遣う言葉からは、チーム内の人間関係の複雑さが見て取れる。
「どう切り取られても仕方ない」という諦めにも似た発言は、炎上の深刻さを物語っている。視聴者からは「信頼していたのに裏切られた」「今後も疑って見てしまう」という厳しい声が相次ぎ、一度失った信頼の重さを痛感させられる展開となった。
炎上を受けて打ち出された対策は、今後購入した馬券を掲載する際に受付番号も併記するという透明性の向上策である。
「誰にもそういった疑念を持たれないような動画作り」への転換は、これまでの運営体制の甘さを認めた証拠でもある。温かいコメントを寄せてくれた視聴者への感謝を繰り返し述べる姿勢からは、支えてくれるファンの存在がいかに貴重かを実感していることが伝わってくる。
しかし一方で「仕方のないことだと受け入れる」という発言は、批判を甘んじて受ける覚悟を示しているものの、根本的な改善への意志が伝わりにくい部分もある。
競馬系YouTuberとして築き上げてきた信頼を一から構築し直す道のりは、想像以上に険しいものになりそうだ。