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グラビアDVDランキングに異変が起きている。
「再現ドラマの女王」と呼ばれる女優の芳野友美(よしの・ゆみ/36)の注目度が急上昇し、数年前にリリースした作品がランキングでトップ3入りする事態が起きているのだ。
そのきっかけとなったのは、今月6日に放送されたマツコ・デラックス(44)司会の人気バラエティ番組『マツコの知らない世界』(TBS系)。
同回では「再現女優の世界」が特集され、再現女優歴約10年の芳野と同じく再現ドラマの常連として知られる女優の上村依子(かみむら・よりこ/58)の二人が登場した。
芳野は『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)や『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)などの再現ドラマに300本以上出演。
だが再現ドラマは「同じ役者を続けて使うことを避ける」という慣習があるので月平均で3〜4本ほどしか仕事はなく、月収は平均3万円ほど。
再現女優はギャラも格安で、犬や猫などの動物タレントの方がギャラが高いという。
それでもめげずに「再現女優は特別な才能が要る」「再現女優だからといってB級だと思われたくない」と仕事にプライドを持ち、女優業とアルバイトと掛け持ちしつつ、築35年の家賃5万1000円の1Kアパートで暮らしながら奮闘している姿が紹介された。
名前は知らなくとも多くの視聴者が芳野の顔にピンときたらしく、放送中から「あの再現ドラマの人か」「頑張ってほしい!」「あらためて見たらすごい美人」などとネット上で大反響。
放送直後に芳野のオフィシャルブログが「アメブロ急上昇ランキング」で有名タレントたちを押しのけて突如1位に躍り出るという事態が起きた。
さらに反響は意外なところにも波及した。
男性視聴者から「めっちゃ美人で好きになった」「柴咲コウに激似」「松下奈緒に似てる」などとルックスを絶賛する声が上がり、芳野が2013年にリリースしたグラビアDVD『Triangle』(イーネット・フロンティア)の注目度が急上昇。
発売から4年もたっているのに、Amazonの女性アイドルDVDランキングでトップ3入りするというバカ売れ状態になっているのだ。
同作ではビキニやランジェリーはもちろんのこと、手ブラでの上半身セミヌードやむっちりとしたヒップを揉みしだかれるマッサージシーンなどを収録。
思わぬセクシーな一面に男性たちが大興奮している。
「現在、新品で購入できるのは同作だけですが、スレンダーボディとボリューミーなヒップがたまらない作品として評価が高い。また、20代だった2003年に発売した『Tropical Bambino』(コム・アライアンス)と06年にリリースした『Sweet Room〜甘い誘惑〜』(イーネット・フロンティア)は中古市場で約7000円のプレミア価格となっています。また、芳野さんは現在も個人でデジタル写真集のリリースを続けており、そちらも見違えるような短髪姿でのセクシーショットなどが魅力的で注文が殺到しそうです」(アイドルライター)
芳野は1997年に「JUNON」(主婦と生活社)主催の『S・Sガールズコンテスト』で審査員特別賞を受賞し、10代のころから芸能界で活動。
2000年に当時「シノラー」キャラで人気だった篠原ともえ(38)のプロデュースでアイドル歌手「芳野わかめ」としてCDデビューしたこともある。
だが学業に専念するために1年ほどで休業し、大学卒業後に本名に名前を戻して女優として芸能活動を再開。
それから「再現女優」として数々の再現ドラマに出演するようになったという激動の芸能生活を送ってきた。
「再現ドラマの女王」と呼ばれるようになってからも知名度はさほど上がらず、グラビアDVDも当時はヒットとは言い難い状況だったが、ついに「マツコ効果」によって抜群の素材に脚光が当たったといえる。
今まで地道に活動してきた努力が大きく報われることになるのか。
この勢いと男性人気の高まりに乗って「再現女優」の枠を超えた大飛躍を期待したい。
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