いわゆる“名作”とは異なる形で映画史にその名を刻む、選りすぐりの怪作・珍作・迷作・凡作・奇作を上映する「奇想天外映画祭」が8月29日から新宿K’s cinemamにて開催。第二回目となる今年は「奇想天外映画祭 vol.2 Bizarre Film Festival〜Freak and Geek アンダーグラウンドコレクション2020」と題し、映画評論家の滝本誠氏が映画祭推薦人を務める。
目玉作品は、日本初公開となる『ウィッカーマン Final Cut』。1973年の公開当時に正当な評価を受けることのなかったカルト作を、2013年にロビン・ハーディ監督が未使用のフッテージを使用して再編集したもの。行方不明の少女を捜すため、原始的宗教の残る島に上陸した警部が体験する恐怖を描く。推薦人の滝本氏は本作を「Make You(一人だけ例外) Happy 精神に満ち満ちたカルト中カルト」と評している。