
タイ警察中央捜査局(CIB)は、知的財産局(DIP)と連携し、タイ南部4県(ソンクラー、サトゥーン、プーケット、プラチュアップキリカン)で偽ブランド品の一斉摘発を行いました。2025年4月21日から27日にかけて、計10か所を捜索し、ルイ・ヴィトン、ゴヤール、グッチ、ディオール、エルメス、アップルなどの偽ブランド商品1830点を押収。あわせて8人の容疑者を逮捕しました。押収品の被害総額は2600万バーツ(約1億円超)に上るとみられています。
押収された主な品目は、偽造ブランドのバッグやアクセサリー、スマートフォン用アクセサリー(計1261点)のほか、偽ブランドのタバコ(560箱)も含まれていました。これらの商品は、いずれも基準を満たさない違法品であることが確認されています。
今回の摘発は、2023年に警察と知的財産局が締結した「知財侵害防止に関する協力協定」に基づく取り組みの一環です。タイ警察は今後も、知的財産権を侵害する商品の取り締まりを強化していく方針を示しています。