中国イメージ
中国イメージ 2025年5月、中国の結婚詐欺事情は、深刻な問題となっている。結婚仲介ビジネスは約93億8000万元(約2000億円)の市場規模を持ち、多くの業者が参入しているが、その中には詐欺的な手法を用いる者も少なくないのが実情だ。
「偽装結婚」 既婚女性を未婚者として紹介し、結婚を成立させた後に高額な仲介料を請求するケースが報告されている。例えば、ある業者は6人の既婚女性を使い、未婚男性を騙して90万元(約2000万円)を徴収していた。
「仮想投資」 結婚仲介を装いながら、最終的には投資話へ誘導する手口も横行。例えば、偽の投資話に誘導され、1600万元(約3億円)を騙し取られた事例が報告されている。
「人身売買」 特に外国人女性をターゲットにした人身売買が問題視されている。例えば、46人の外国人女性を誘拐し、中国国内で売買した業者が摘発された。この業者は133万元(約2600万円)の利益を得ていたと報じられていた。
中国政府はこの問題に対処するため、2024年1月から2025年3月にかけて結婚仲介業に関わる犯罪で1546人を検挙したと発表。また、結納金詐欺や結婚詐欺の取り締まりを強化する方針を打ち出している。
中国は経済政策の失敗から、大学を卒業しても40%以上は就業先がない状況。デフレが深刻化している。あらゆる犯罪率が上昇局面だ。