
タイ政府観光庁が12のテーマ体験を展開、55都市へタイ人旅行者を呼び込む
【2025年5月14日 バンコク】タイ国政府観光庁(TAT)は、「เมืองน่าเที่ยว:Year of Celebration(旅したい街・祝祭の年)」と題した大型プロモーションを発表しました。2025年のグリーンシーズン(6月〜9月)に合わせ、タイ全国55の地方都市を舞台に、12のテーマ体験を提案。航空・宿泊・レンタカー・ツアーなど幅広いパートナーと連携し、国内旅行の促進を図ります。
観光・スポーツ省事務次官は、「このキャンペーンは官民が連携し、旅行機会の拡大と地方経済の活性化を目的としています。観光による地域への所得分配を進め、持続可能な成長の礎となるでしょう」と述べました。
また、タイ国政府観光庁国内市場担当副総裁は、「都市ブランド戦略とターゲットを絞った訴求により、雨季でも旅行したくなる魅力的な仕掛けを用意しました。現代の旅行者の多様なライフスタイルに応える内容です」と語りました。
キャンペーンで提案される12のテーマ体験は以下の通りです:
・忙しいビジネスパーソンのための静かな癒し旅
・スリルを求める冒険旅行
・SNS映えを意識した絶景巡り
・LGBTQ+カップル向けのロマンチックな旅
・自立した女性のひとり旅
・自然との再接続を促すエコトリップ
・ラフティングやSUP、シュノーケリングなど水上アクティビティ
・アクティブシニアのための“やりたいことリスト”旅行
・地方名物のタイ式バーベキュー巡り
・母の日に合わせた家族旅行
・ペットと一緒に楽しむ旅
・地元の味と文化に触れる美食の旅
旅行促進に向けて、タイ国政府観光庁は各種プロモーションも展開。航空ではベトジェット(15%オフ)、タイ・ライオンエア(最大25%オフ)、ノックエアなどが協力。宿泊はGother、Patoisと連携し、レンタカーはPet Friendly Thailand、AVIS、Chic Car Rentが特別料金を設定。ツアーではYacht Me、Love Andaman、Local Alikeなどが割引パッケージを提供します。
さらに、バンコク銀行、UOB、KTCなどのクレジットカード特典、PTステーションやMax Cardのポイント2倍、ShopBackやBar B Q Plazaの割引なども用意。Canonのオンライン割引やGRABのクーポン、EGATによる宿泊とEV充電の割引も含まれます。
本キャンペーンは、「アメージング・タイランド グランド観光・スポーツイヤー2025」の一環として、25万人の旅行者を目標とし、1,000万人以上へのリーチ、5億バーツの直接収入を見込みます。2025年末までに国内旅行回数2億500万回、観光収入1.17兆バーツの達成に貢献すると期待されています。