爆サイ.com 南関東版

🌎 国際ニュース



NO.12668522
イスラエルとイランが互いに攻撃を継続、双方の犠牲者が増加

イスラエルとイランは6月15日も攻撃の応酬を繰り返しており、各地で被害が出ている。

イスラエル北部や中部に被害

イランは15日、ミサイルやドローンを使い、イスラエルに対し2度に及ぶ集中攻撃を行い、北部のハイファや中部のテルアビブなどが被害を受けたという。

最も被害が大きかったのはテルアビブの南にある町、バト・ヤムで、数十棟の建物が損壊。現在、救急隊員が瓦礫の中から生存者の救出を行っているそうだ。

またハイファでも、イランの攻撃により、少なくとも15人が負傷した。

イスラエル側も、イランの首都・テヘランを含む各地に攻撃を行い、外務省のビルや、中部の都市、エスファハーンにある国防省の軍事基地、北東部にあるマシュハド空港などを狙ったという。

イランでは少なくとも224人が死亡

イラン保健省は、6月12日にイスラエル軍が攻撃を開始して以来、少なくとも224人が死亡、1481人が負傷したと発表した。

イスラエルでも、15日にはハイファや隣接する町、Tamraが攻撃を受け、少なくとも女性4人が死亡。6月12日以来、少なくとも13人が死亡し、380人が負傷したという。

イランのAbbas Araghchi外相は、強制されない限り、紛争を近隣諸国に拡大するつもりはないと明言。またイラン側は、イスラエルがアメリカからの支援を受けているという「確固たる証拠」を持っていると明らかにした。

その上でAraghchi外相は「イスラエルの攻撃が停止すれば、外交と交渉へ復帰する基盤を整える。明日のIAEA理事会で、我が国の核施設への攻撃が非難されることを期待する」と述べた。

一方、イスラエルのネタニヤフ首相は、アメリカの「FOXニュース」のインタビューで、攻撃開始前にトランプ大統領にその旨を伝えた、と明らかにした。

トランプ大統領は、イランに対し、報復措置をアメリカにまで拡大しないよう警告。兵器や情報などをイスラエルに提供することを以外にも、直接的な関与の可能性を排除しなかったそうだ。

その一方で、トランプ氏は現在、多くの外交協議が行われていると示唆し、ロシアのプーチン大統領が和平の仲介役を務めることに「前向き」だとも述べたという。

フランスのマクロン大統領は、プーチン大統領をイスラエル・イラン紛争の仲介役に就かせるのは得策ではないと述べ、この考えを非難した。

6月16日にカナダで開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、間違いなくイスラエルとイランとの紛争が、重要な議題になると考えられている。

ガザ地区でも59人が死亡

一方、ガザ地区でもイスラエル軍による攻撃が続いており、6月15日には全域で、59人のパレスチナ人が殺害された。

ガザ地区の保健当局によれば、犠牲者のうち少なくとも17人が、「ガザ人道財団」の運営する配給所付近で、食糧を得ようとし、銃撃を受けたという。

ガザ地区南部のラファにある配給所付近では、イスラエル軍が警告もなく発砲したため、10人が死亡、50人が負傷し、赤十字病院に搬送されたそうだ。(了)

【日時】2025年06月16日 09:05
【提供】Switch News

本サイトに掲載されている記事の著作権は提供元企業等に帰属します。