タイ東北部ローイエット県で、少女に裸の映像をライブ配信させることで利益を得ていたオンライングループの管理者が逮捕され、16歳と17歳の未成年被害者2人が保護されました。2025年7月10日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
この摘発は、プームタム・ウェーチャヤチャイ副首相兼内務大臣の指示のもと、内務省地方行政局が主導して実施したものです。
Discordというアプリ上で未成年者の搾取が行われているとの通報を受け、NGO団体「エクソダス・ロード財団」および「サイエンティア・プログラム」が当局に情報を提供。それを受けて、複数機関による合同捜査チームがタワットブリー郡で家宅捜索および逮捕令状を執行しました。
容疑者の身柄を確保した捜査チームは、コンピューターや携帯電話、銀行取引記録などの証拠も押収しています。
内務省のアンサット事務次官によれば、これらの証拠は、児童を体系的に性的搾取していた組織的な運営実態を示すものであるとのことです。
容疑者には、人身売買防止法、コンピュータ犯罪法、刑法に基づく複数の容疑がかけられており、人身売買、ポルノの配布、児童の搾取に関する重大な罪に問われています。
今回保護された16歳と17歳の少女は、現在、タイ政府の人身売買被害者保護制度「ナショナル・リファーラル・メカニズム」の下でケアを受けており、さらに14歳の少女1人についても新たな被害者として確認されました。
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