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ガザ地区では5000人の子供たちが栄養失調で入院:ユニセフ

ガザ地区では現在、イスラエル軍が支援物資の搬入を許可していないため、深刻な飢饉が広がっている。

北部のガザ市で栄養失調が急増

ユニセフ(国連児童基金)中東地域事務所長のEdouard Beigbeder氏によれば、ガザ地区で飢餓により死亡した100人以上のパレスチナ人のうち、80%が子供だという。

また7月最初の2週間で、ガザ地区全体において5000人の子供が栄養失調の治療のために入院したそうだ。

特にガザ市では、子供の急性栄養失調が2月の水準の4倍に増加したという。その上でEdouard Beigbeder氏は、次のように訴えている。

「これらの死は許しがたいものであり、防ぐことができたはずだ。(略)ユニセフとパートナー団体は、ガザ地区で引き続き子供たちの栄養不良の検査と治療を行っていますが、私たちが直面しているこの壊滅的な状況を好転させるためには、人道支援物資と商業物資の持続的かつ予測可能な供給が緊急に必要です。命を救うサービスが機能するためには、十分な量の燃料が供給されなければなりません。子供たちは守られなければなりません。殺されたり、見捨てられたりしてはいけません」

ガザ地区全域で62人が死亡

またガザ地区では、イスラエル軍の攻撃も続いており、北部のガザ市にあるSheikh Radwan地区への空爆で、少なくとも4人のパレスチナ人が死亡した。

ガザ市西部にある避難民のテントにも、イスラエル軍が攻撃を行い、少なくとも2人が殺害されたという。

ガザ地区南部のハンユニスにあるナセル医療複合施設は、過去24時間で20人の死亡と、140人の負傷を記録したと発表している。

ガザ地区の保健当局によれば、7月24日には全域で62人が死亡し、そのうち19人が食料を求めて配給所付近で殺害されたという。

レバノン南部へも攻撃

さらにイスラエル軍はレバノン南部へも攻撃を続けており、レバノン保健省は24日、南部の町Aita al-Shaabで、イスラエル軍の無人機による車両攻撃があり、1人が死亡したと発表した。

レバノン国営通信社(NNA)によると、死亡した男性は鉄の収集家だったという。

「彼は子供たちを自宅に送り届けた後、食料品店へ買い物に出かけたところ、敵の無人機によるミサイル攻撃を受けた」とNNAは報じている。

停戦交渉は中断

停戦交渉についてだが、アメリカとイスラエル政府は、カタールが仲介した交渉を事実上切り上げ、カタールのドーハから交渉団を帰国させたという。

アメリカ政府のウィトコフ中東特使は、相手に停戦合意に至る「意欲が欠如している」とし、交渉の中断を「ハマス」のせいにした。

しかし停戦交渉では、「ハマス」側が建設的で前向きな回答を行ったとも言われており、「ハマス」はイスラエルが交渉を邪魔したと非難している。

「ハマス」は声明で「われわれは障害を克服し、恒久的な停戦合意に達することに貢献するような形で、交渉を完了させる用意がある」と述べている。(了)

【日時】2025年07月25日 09:05
【提供】Switch News

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