先日、ロシアのカムチャッカ半島沖で巨大地震が発生し、ハワイでも津波警報が発令されたが、避難しなかった人々もいたようだ。
ハワイでは7月29日に津波警報が発令され、町にはサイレンが鳴り響き、携帯電話にもアラートが通知され、当局が人々に高台へ避難するよう呼び掛けたという。
このためホノルルのワイキキ・エリアでは、ABCストア全店をはじめ、多くのお店が閉鎖。また道路は避難する車で、大渋滞になったそうだ。
しかしワイキキビーチでは、津波警報にも動揺せず、中には泳ぎ続ける人もいたという。
実際に避難した人々は、避難命令を無視した人々に憤慨しているそうだ。オアフ島在住のRami Abdallahさんは、取材に対し、次のように語っている。
「津波警報が出たら、人々は真剣に受け止めるべきだと思います。冗談だと思わないでほしいです。実際に起これば命に関わるのですから」
結局、ホノルルでは通常の波より約30cm高い津波が押し寄せ、マウイ島には5.7フィート(約174cm)の津波が到達したという。
ホノルルでは、津波の第一波の到来を喜び、バルコニーから歓声を上げる人々がおり、その動画もSNSに投稿された。
@madisonwadenews Happening right now in Waikiki !!! People are clapping, chanting, cheering. The first waves are expected from this Tsunami warning at 7:10 pm and this video was taken at 7:25. #hawaii #tsunami #breakingnews ♬ original sound – Madison Wade
観光客のSebastian Sotoさんは、津波に歓声を上げている人々を非難。「歓声など、まるで無知な行為のように感じました」と述べている。(了)
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