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2017年4月19日、日本では、朝鮮半島の緊張の高まりから北朝鮮が日本へ向けてミサイルを打ってくるのではという報道が増えている。
もしミサイルを打ってきたら日本人はどう対応し、どこへ避難すればいいのかなどの番組もON AIRされている。
北朝鮮研究者の多くは北朝鮮が日本へ向けてミサイル等で先制攻撃をしてくる可能性は限りなくゼロに近いと考えている。
なぜなら、北朝鮮には戦争を継続できるだけの石油やミサイルの絶対的保有数が少なく、長期間戦闘を行うことができないからだ。
北朝鮮が日本や韓国へミサイルを打ち込んだ瞬間は、すなわち、北朝鮮という国がこ地球上から消滅することを意味することを、北朝鮮の指導者たちは認識しているからだ。
しかし、これはあくまで北朝鮮から先制攻撃はしないだろうという話であって、万が一、アメリカが北朝鮮を攻撃した場合は、自衛として日本へ反撃していくる可能性は十分に有り得るのだ。
北朝鮮が毎月のようにミサイル発射実験を繰り返すのは、日本や韓国へ軍事力をアピールしているのではなく、アメリカへ休戦中の朝鮮戦争を終わらせるための、交渉テーブルに着かせるための必死なアピールなのだが、アメリカはトランプ政権でも個別交渉する意思はなく相手にされていない状態が続いている。
中国の官製メディアは、トランプ政権が朝鮮半島の危機を煽り、安倍政権はそれを軍事力を増強させるために政治利用して騒ぎ立てていると、アメリカや日本を非難している。
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