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ハリケーンの贈り物?16世紀のカヌーが川で見つかる 米国

ハービーとイルマのふたつのハリケーンが相次いで上陸し、深い爪痕を残した米国。

ところが、洪水が去った後に、意外な贈り物を残してくれたことがわかった。

フロリダ州の川岸では、木をくりぬいて作った約500年前のカヌーが発見された。

ヒノキで作られた大昔のカヌーが見つかったのは、フロリダ半島の北大西洋側に位置するココア地区。

米航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センターがある砂州を挟んで、インディアン川とバナナ川の合流地点に当たる場所だ。

発見したのは地元の写真家ランディ・ショッツさんの仲間たち。

今月11日、ハリケーン・イルマが去ったあとの被害状況を確認しようと、インディアン川周辺でサイクリングしている最中に、泥の中から顔を出した木材を発見。

当初は、暴風雨で破壊された建造物だと思ってゴミ処理場に運ぼうと思ったが、フロリダ州の考古学研究員に連絡したところ、大昔のカヌーだと判明した。

詳しい分析はこれからだが、カヌーの形状から、米国建国よりも250年以上さかのぼる1513年前後に作られたと推定されている。

カヌーの全長は約5メートル、重さは270〜300キロくらいで、斧を使って削られたあとが残っており、歴史的価値の高い史料だという。

現在、フロリダ州の考古学局が、木に含まれる炭素の比率を調べる放射性炭素年代測定技術で、カヌーが使われていた時代の特定を急いでいる。

ランディさんは「歴史を救ったような気持ちです。ハリケーンの意外な忘れ物です」と測定結果を心待ちにしている。
【日時】2017年09月26日 15:55
【提供】ハザードラボ

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