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タイの人身売買〜漁船で奴隷労働、そして売春を強要される少女
“世界を見て、明日を読む”経済予測番組がテレビ東京の「未来世紀ジパング」。

2019年9月11日に放送された「今知るべき世界の大問題」は、あまりに衝撃的なタイでの人身売買の実態でした。

司会のSHELLYさんが飛んだタイで出会ったのは、11年もの間、漁船で奴隷労働をさせられたというミャンマー人の男性。

彼はひたすら網をおろして網を上げるという仕事を、睡眠時間わずか2時間で22時間もさせられていたのだとか。

また彼は怪我や病気で働けなくなった人々が、生きたまま海に捨てられる姿を15回以上も目撃したといいます。

タイではミャンマーやカンボジアなど周辺国から「良い仕事があるから」と連れてきた人々を、奴隷として売買するということが行われているのだとか。

その多くが漁船に乗せられ、その数は2万人とも言われています。

なお、タイの水産物の輸出額は1位がアメリカで、1位が日本。

決してこの人身売買の問題が、日本人に無関係というわけではないのです。

またSHELLYさんが会ったのが、まさに前日逮捕されたという1000人を売り飛ばしたという人身売買の容疑者の男。

農業をしていたときよりも給料は15倍から20倍になったと言います。

さらに売春のために人身売買の被害に遭った13歳から14歳の少女たちについて。

少女たちは売春宿に連れてこられて、言うことを聞かないと強姦させられ、さらに反抗する場合は海に捨てると脅さていたのだとか。

続いてSHELLYさんが話をしたタイ人女性のニーナさんは、21歳の時に騙された韓国へ連れて行かれ、売春を強要されていました。

「マッサージの仕事がある」と誘われ、「お金を貯めて、お母さんに家を建ててあげたい」という希望を持って韓国へ渡ったニーナさん。

最初は普通のマッサージの仕事だったのもの、後に監禁されて売春を強要されるようになったのだとか。

その被害については現在もお母さんに言えないままだと言います。
【日時】2019年09月12日
【提供】タイランドハイパーリンクス
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