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マイナンバーの暗証番号は、署名用電子証明書暗証番号、利用者証明用電子証明書暗証番号、住民基本台帳用暗証番号、券面事項入力補助用暗証番号の4種類です。

署名用電子証明書暗証番号は、英大文字と数字からなる6～16文字の暗証番号で、確定申告やふるさと納税のオンライン申請などに使用します。

利用者証明用電子証明書暗証番号は最も使う機会の多い暗証番号で、数字4桁。マイナポータルへのログインや、医療機関などで利用します。

住民基本台帳用暗証番号は数字4桁で、転入・転居手続きやカードの氏名変更などに使用します。

券面事項入力補助用暗証番号も数字4桁で行政手続きの申請書の自動入力時などに使います。

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マイナンバーカードの暗証番号を忘れた！確認する方法はある？

マイナンバーカードの暗証番号をうっかり忘れてしまった場合、多くの方が「どこかで確認できないだろうか？」と考えるかもしれません。しかし、セキュリティ上の理由から、一度設定したマイナンバーカードの暗証番号は、たとえ市区町村の職員であっても確認したり、照会したりすることは一切できません。これは、銀行のキャッシュカードの暗証番号を銀行員が確認できないのと同じ仕組みです。

暗証番号を忘れてしまった場合や、入力を何度も間違えてロックされてしまった場合は、その暗証番号はもう使えません。このような場合は、新しい暗証番号を改めて設定し直す「再設定（初期化）」という手続きが必要になります。

暗証番号の再設定（初期化）手続きについて

暗証番号を再設定（初期化）する手続きは、主に2つの方法があります。ご自身の状況や利便性に合わせて選択できますが、それぞれ条件や注意点がありますので、よく確認しましょう。

手続きの方法：
・市区町村の窓口で再設定する
・コンビニのキオスク端末（マルチコピー機）で再設定する (条件あり)

市区町村の窓口で再設定する

最も確実に対応できるのが、お住まいの市区町村のマイナンバーカード担当窓口（戸籍住民課など）で手続きする方法です。

・4種類すべての暗証番号を忘れてしまった場合
・署名用電子証明書用暗証番号と利用者証明用電子証明書用暗証番号の両方を忘れてしまった場合
・代理人に手続きを依頼したい場合（ただし、条件があり、即日完了しない場合が多いです）

などにおいて、職員に直接相談しながら手続きを進めることができます。

手続き手順は以下の通りです。

まずは住んでいる市町村の役所などにあるマイナンバー担当窓口に行き、「暗証番号を忘れてしまったため、変更したい」と伝えましょう。

窓口からは、暗証番号初期化や再設定のための申請書が渡されるので記入し、その書類とマイナンバーカード、その他の本人確認書類を提示します。

その後、案内に従って専用の端末で暗証番号を入力・設定します。

なお、市区町村の役所の開庁時間内（通常は平日の日中）に訪問する必要があります。窓口が混雑している場合は、待ち時間が発生することがあります。また、代理人による手続きの場合、上記の手続きに加えてさらに郵送書類での初期化手続きなどが必要になるため、即日の初期化ができない場合があります。

コンビニのキオスク端末（マルチコピー機）で再設定する場合

一部のコンビニエンスストアに設置されているキオスク端末（マルチコピー機）を利用して、特定の暗証番号を再設定することも可能です。

ただし、コンビニで再設定できるのは、以下のいずれかのケースに限られます。

・署名用電子証明書の暗証番号（英数字6～16桁）を忘れたが、利用者証明用電子証明書の暗証番号（数字4桁）は覚えている場合。
・利用者証明用電子証明書の暗証番号（数字4桁）を忘れたが、署名用電子証明書の暗証番号（英数字6～16桁）は覚えている場合。

つまり、2つの主要な暗証番号のうち、どちらか一方は覚えている必要があります。両方とも忘れてしまった場合は、コンビニでの手続きはできなくなっています。

これらの条件に当てはまる場合は、以下の手順でまずはコンビニで使用する予約番号を専用アプリで取得しましょう。

【1】スマートフォンに専用アプリ「JPKI暗証番号リセット」をインストールし、起動する。
【2】アプリの指示に従い、マイナンバーカードをスマートフォンで読み取る。
【3】覚えている方の暗証番号（たとえば利用者証明用電子証明書の暗証番号・数字4桁）を入力して認証する。
【4】再設定したい暗証番号（たとえば署名用電子証明書）を選択する。
【5】アプリ上で事前予約を行い、コンビニのキオスク端末で使用する予約番号（QRコードなどで表示されることが多い）を取得する。

ここからはコンビニ店頭でキオスク端末を使用しましょう。予約から24時間以内に端末のメニューから「行政サービス」を選びます。「マイナンバーカードのパスワード再設定」または類似の項目を選択します。後は画面の指示に従い、再設定を行いましょう。

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マイナンバーカードを顔認証マイナンバーに切り替えるという選択肢もある

暗証番号の設定や管理にどうしても不安がある、という方のために、「顔認証マイナンバーカード」という選択肢が用意されています 。これは、令和5年12月15日から運用が始まったカードです。

暗証番号の設定や管理を不要とし、本人確認方法を機器による顔認証または職員による目視確認に限定したマイナンバーカードです。主に健康保険証としての利用や、券面の情報（氏名、住所など）を提示する本人確認書類としての利用に特化しています。

ただし暗証番号が発行されないため、以下のようなサービスは利用できません。

・マイナポータルへのログイン
・コンビニでの住民票の写しなどの証明書交付サービス
・e-Tax（確定申告）などの各種オンライン電子申請
・その他、暗証番号の入力が必要なすべてのサービス

暗証番号の記憶や管理に強い不安を感じる高齢者の方や、マイナンバーカードを主に健康保険証として利用したい方、またオンラインサービス（マイナポータル、電子申請など）の利用予定がない方には顔認証マイナンバーカードはおすすめです。

切り替えについてはお住まいの市区町村の窓口で相談してみるのがおすすめです。

※サムネイル画像（Image:「photoAC」より）

【日時】2025年06月23日 13:30
【提供】スマホライフPLUS

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