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不振な国際郵便物を受け取ったという通報が2000件を超えた中、警察は韓国で郵便物を通じたテロ事例が発見されたことはまだないと明らかにした。

ユン・ヒグン警察庁長は24日午前10時30分ごろ、ソウル・ソデムング（西大門区）の警察庁で開かれた定例記者懇談会で「ウルサン（蔚山）で初めて麻痺症状があったという通報を受けて（捜査を）始めた」とし、「国防科学研究所でも有毒性の有無を検査したが、ないと言っており、国立科学捜査研究院でも2次精密鑑識中だ」と述べた。続けて「その件以外には有毒性の有無が確認されなかった」と述べた。

同事件は去る20日、蔚山の障害者福祉施設に不審な小包が送られてきて起きた。この小包の場合、開封した人々に腕のしびれなどの症状があり、国防科学研究所が精密分析したが、化学・生物・放射能などの危険物質は検出されなかった。

警察によると、この郵便物は黄色や黒色の封筒で、「CHUNGHWA POST」、差出人に「P．O．Box 100561－003777」「Taipei Taiwan」と書かれている。小包にはリップバームなど、比較的安い品物が無作為に入っていたり、最初から空いている場合がほとんどであることが把握された。

警察は中国などに国際協力捜査要請をしたと発表した。ユン庁長は「これまでわれわれが確認できるのは台湾発だが、中国を通じて（郵便物が）入ってきたということ」とし「インターポールを通じて中国公安に協力要請をしており、中国に出ている警察駐在官からも協力を要請した」と述べた。

また「警察庁次元の特別捜査本部を設ける予定はなのか」という質問については「同事案が少し重いと判断し、先週（警察機能内の）対テロ・捜査・外事などのすべての機能が集まって協議した」とし、「全国から無差別的に112（日本の110番に相当）通報があった時、どのように処理するよう指針を与えた」と述べた。続けて「毒劇の有無を確認し、陰性・陽性の際の対応について関連機関に指針を与えた」と付け加えた。

さらに「『ブラッシング詐欺』と推定されるが、単純犯罪ではないと見ている」とし「こちらの住所を（どうやって）知ったのかと疑われる状況があり、法的検討中」と付け加えた。

一方、警察は去る20日から同日午前5時まで基準で、不審な郵便物の通報件数が2141件だと発表した。このうち679件を回収し、1462件は誤認・相談件と確認された。

【日時】2023年07月24日 14:57
【提供】WoW!Korea