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NO.12519252
比の絹生産を支えるネグロス拠点に成長する逊蚕産業


日本の公益財団法人オむスカによるず、ビサダ地方のネグロス島は、フィリピンにおける絹の生産量の玄割を占める。幎代からオむスカによっお始められた支揎により逊蚕研修センタヌが同島バゎ垂に開蚭されお以来、同センタヌでは逊蚕から補糞たでの党工皋を行っおきた実瞟がある。同島の事業をモデルに、ミンダナオやル゜ン地方でも逊蚕事業の開発が珟圚進められおいる。
 絹の生産は、蚕を育おる逊蚕ず、繭たゆから生糞を取り出す補糞ずに分けられる。「蟲家が自力で補糞の蚭備を揃えるのはずおも難しい」ず同研修センタヌの枡蟺重矎所長74は蚀う。珟圚、同センタヌは蚕を卵から育お、蟲家に売り、育った繭を買い䞊げおいる。繭は同センタヌの補糞機械により生糞になり出荷される。
 オむスカは幎から比で食糧増産を目的ずした蟲堎支揎の掻動を行っおきた。枡蟺所長は職員ずしお73幎に比に掟遣され、ミンダナオの蟲業倧孊で指導を行なっおきた。珟圚の西ネグロス州バゎ垂の研修センタヌは幎にオむスカ静岡県支郚の揎助で同垂にあった蟲堎を買い䞊げ開蚭されおいる。
 80幎代のネグロス島は䞻芁茞出品である砂糖の䟡栌の䜎迷により、倧芏暡な経枈危機ず食糧難に陥っおいた。炭䜜りやトりモロコシの栜培などで生蚈を立おおいた同島山間郚の蟲家ぞの支揎を目的ずしお、逊蚕指導が行われた。
 89幎に石川県胜登の逊蚕組合の支揎により技術者が珟地に掟遣され、蚕の食糧である桑畑の栜培が行われた。その埌、蚕の卵である蚕皮を日本から取り寄せ、蚕の詊隓的飌育に成功する。
 ずころが、この掻動が䞀郚の䜏民の䞍審感を買い、日本の技術者が誘拐される事件が起こる。「我々は蟲家のために、収入を少しでも増やしおあげるこずができればずいう思いでやっおいるのだずいうこずを䞀生懞呜話したした」ず枡蟺所長は、事件圓時の説埗の様子を語った。技術者の身柄は解攟されたが、ネグロス島で掻動しおいた日本の支揎事業が治安悪化を理由に次々ず撀退した。この事態に぀いおコラ゜ン・アキノ倧統領圓時も懞念し、枡蟺氏は同州にずどたり、ネグロス島の逊蚕蟲家を胜登に研修に掟遣するなどの指導を行い続けた。

 ▜珟地での補糞を暡玢


 幎にネグロス島内での逊蚕が本栌的に始たり、98幎にはトン半の也燥繭を長野県束本垂の補糞堎に茞出し、䞀定の評䟡を受けるようになる。しかし、繭の茞出にかかる経費の問題から、珟地での補糞を暡玢し始める。圓時、日本の逊蚕業は衰退しおおり、各県の繭の怜定斜蚭の閉鎖が盞次いでいた。閉鎖される繭怜定所の補糞機械を譲り受けるこずが決たり、日本の倖務省の支揎によりバゎ垂の研修センタヌに移送された。これらの経緯により、99幎から蚕の飌育から生糞の生産たでが同地で可胜になる。さらに幎にはフィリピン産の蚕皮蚕の卵の開発にも成功する。その間、囜際協力機構の逊蚕普及プログラムの䞀貫ずしお、03幎、1215幎の床にわたり幎蚈画の支揎を受けおいる。
 珟圚、同センタヌでは70軒あたりの逊蚕蟲家ず取匕を行っおおり、これらの蟲家はネグロス島のムルシア、バゎ、サンカルロス、カラトラノァ、タリサむなどに広がる。枡蟺氏によれば、蟲家䞀軒あたり平方メヌトルの桑畑を所有し、䞀幎を通じお、回繭が育おられる。䞀軒あたり幎に玄80キロの繭が同センタヌに届けられ、買い取られる。幎圓時はキロあたり80ペ゜で買い取っおいたが、珟圚は玄ペ゜で買い取られるずいう。
 センタヌ内にある補糞堎では、玄10人の埓業員が朝時から午埌時たで機織りなどの䜜業に埓事しおいる。䞀郚は矀銬県の逊蚕蟲家で研修を受け、日本語を話す。䞻に埒歩圏内の蟲家の女性が倚く、ほずんどが10幎以䞊同センタヌで働いおいる。18幎間ここで機織をしおいるアナリンさんは「カ月に玄20メヌトル、比の正装バロン・タガログ玄着分に盞圓する絹の反物を織る。」ず話した。

 ▜ネグロスで絹生産確立し普及ぞ


 珟圚、同センタヌで生産される生糞は幎間キロあたり。艶の良さが評䟡され、その割は機織業者に出荷され、土産物などの玠材に䜿われおいるずいう。幎からは、ショヌルなどオむスカ独自商品の補造も始めおおり、カ月に50本ほどが䜜られる。これらは珟圚、バゎ垂の販売所や幎に数回銖郜マニラで開催されるネグロス物産展などで販売されおいる。
 幎の台颚により桑畑や繭の飌育斜蚭が被害を被ったが、オむスカやの支揎により、翌幎には埩旧した。枡蟺所長は珟圚の状況に぀いお「今、蟲務省は蟲家ぞの支揎に力を入れおいる。このセンタヌの補糞機械の老朜化も進み、いかに維持しおいくかが問題だ。さらには、独自のデザむンを斜した絹補品も暡玢しおいきたい」ず語る。
 同州での逊蚕事業をモデルに、他州での事業も進められおいる。枡蟺所長は「ネグロス島の逊蚕事業をモデルずしお、この月からミンダナオ、そしお䞭郚ル゜ンの逊蚕事業も進めおいる。すでに各地から研修生を受け入れおいる」ず教えおくれた。
 最埌に枡蟺所長は「日本のシルク産業はすでに衰退しお、いたは逊蚕蟲家も軒ぐらいしかない。だからこそ、ぜひ比で続いおいければず思う。そしお、逊蚕をやるこずで少しでも蟲家が生蚈を立おるこずができれば」ず匷い思いを語る。
 ビサダ地方西ネグロス州バゎ垂の逊蚕研修センタヌでは珟圚、逊蚕から絹補品の補造たで行われ、比囜産のバロン・タガログなどの生産に貢献しおいる。川䞊䜳颚

【日時】2025幎03月26日 01:00
【提䟛】たにら新聞

本サむトに掲茉されおいる蚘事の著䜜暩は提䟛元䌁業等に垰属したす。