このほどマカオ政府旅遊局(MGTO)がマカオホテル協会の資料をもとに公表した統計によれば、今年(2025年)1〜4月の同協会加盟ホテルの平均客室単価は前年同時期から5.4%下落の1344.6パタカ(日本円換算:約2.4万円)だった。
マカオホテル協会加盟ホテル数はマカオの総ホテルのおよそ3分の1にあたる47軒で、内訳は5つ星が26軒、4つ星が14軒、3つ星が7軒。
今年1〜4月の平均客室単価は4つ星が3%上昇の1121.7パタカ(約2.0万円)、3つ星が1.2%上昇の999.6パタカ(約1.8万円)だったが、5つ星ホテルは7.6%下落の1505.1パタカ(約2.7万円)となり、平均を引き下げる格好に。
一方、今年1〜4月の平均ホテル客室稼働率は4.2ポイント上昇の93.9%に達した。等級別では、5つ星が94.7%、4つ星が89.9%、3つ星が97.6%で、それぞれ4.4ポイント、3.4ポイント、5.4ポイントの上昇。
昨今、訪マカオ旅客の消費スタイルに変化が生じ、コストパフォーマンスが重視される風潮になったとも指摘されており、上記データからもそれの状況がうかがえる。
統合型リゾート(IR)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の町並み(写真:MGTO)