
タイ国政府観光庁(TAT)は2025年6月、エアアジアとの共同企画として「AirAsia Skytrax 16 Years Celebration Fam Trip(スカイトラック16周年記念FAMトリップ)」をクラビ県で開催しました。アジア各国から集まったインフルエンサーやメディア関係者、計120名以上が参加し、クラビの自然や地域文化、そして持続可能な観光資源の魅力を体験しました。
イベントの目玉として、スカイトラック社から16年連続で「世界最高の格安航空会社」に選ばれたエアアジアの記念機「Still Winning, Still Gold」が披露され、6月19日にクラビ国際空港へ公式に到着しました。
開会式では、クラビ県副知事が「クラビはアジア中からのお客様をお迎えできることを光栄に思います。息をのむような景観、環境に配慮した観光体験、そして人々の温かさを感じていただきたい」と歓迎の言葉を述べました。
FAMトリップは6月19日から21日まで行われ、参加者はクラビの多様な観光コンテンツを体験しました。歓迎ディナーでは、文化パフォーマンスやタイ伝統のテキスタイル「エコプリント」の実演、ウェルネス体験のほか、観光庁のプロモーションプラットフォーム「TAT Connex」の紹介も行われました。
観光庁マーケティングサービス部門のディレクターは「グリーンシーズンは、タイの自然や文化をゆったりと楽しむのに最適です。クラビは持続可能な観光を象徴する場所であり、低炭素移動やエコ志向の事業者、地域主導の体験が充実しています」と述べました。具体的には、バン・トゥンイーペンのマングローブツアーや、コー・ンガイ周辺での海洋アクティビティなどが紹介されています。
クラビ県は2023年に約630万人の観光客を迎え、観光収入は900億バーツを超えました。マヤ湾、ピピ諸島、ライレイビーチなどの名所は、世界的な人気ランキングでも常連で、最近ではマヤ湾が「世界で最もインスタ映えするビーチ」に選ばれたほか、映画『ジュラシック・ワールド』最新作のロケ地にもなりました。
「Krabi Goes Green」戦略のもと、クラビは公私連携で環境保護と持続可能な観光を推進しており、国際的にも注目を集めています。
この取り組みは、エアアジアが16年間にわたりスカイトラックの評価を維持してきたことを祝う一連のキャンペーンの一環でもあります。エアアジアのサンティスックCEOは「この受賞は、スタッフの努力とお客様の信頼の証です。今後も路線拡大と質の高いサービスを追求していきます」と語りました。
なお、エアアジアではこれを記念し、6月19日〜7月3日の期間限定で、選定路線の航空券に割引を提供するキャンペーンも実施中です。旅行期間は2026年3月31日までを対象としています。