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1月某日、日本スポーツ界に激震が走った。
Jリーグ・ヴィッセル神戸が元ドイツ代表FW、ポドルスキの獲得に本腰を入れていることが判明したためだ。
ヴィッセル神戸といえば、楽天のオーナー・三木谷浩史氏が代表取締役会長を務めるチーム。
楽天は2017〜2018シーズンから4年間で257億円を拠出してFCバルセロナの胸スポンサーになることも決まっており、サッカーを通じたグローバル戦略を推し進めている。
ポドルスキ獲得への意欲もその一環ともいえるが、提示した年俸はなんと約7億円と報じられている。
実現するとそうとうな大型契約だが、日本プロ野球界でも負けず劣らずの高額年俸をもらっている助っ人が存在する。
プロ野球の「新旧・高額年俸助っ人」を振り返ってみよう。
(年俸はすべて推定)
■最高年俸はあの鉄腕守護神と本塁打王
2017年シーズン、最も高額年俸を手に入れる助っ人はサファテ(ソフトバンク)だ。
2011年に広島が獲得した際には3600万円だった年俸は活躍とともに上昇。
2015年オフに年棒5億円の3年契約を結び、今季が2年目。
現在2年連続で最多セーブを獲得しており、慢心も衰えもない。
同じく年俸5億円がベースになったのはメヒア(西武)。
2014年に来日して、3年で96本塁打を放った。
今オフ、5億円+出来高の3年契約を結び、さらなる本塁打量産に期待がかかる。
また、ロッテを退団したデスパイネも5億円クラス。
ソフトバンク入りがウワサされているが、キューバ政府の意向に左右されるため、その要求次第では一気にトップ浮上もありえる。
今オフの更新組ではメッセンジャー(阪神)が年俸3億5000万円の2年契約で更新。
バレンティン(ヤクルト)は前年から3000万円ダウンの年俸3億3000万円ベースの単年契約で更新している。
沢村賞投手のジョンソン(広島)は昨年の夏場に早々と延長契約に合意。
契約金1億円+年俸3億円+年最高1億5000万円出来高の3年契約となった。
近年は複数年の大型契約で優良助っ人をしっかりとキープするのがトレンドだ。
■実は10億以上とのウワサも……
これまでに日本プロ野球界で史上最高年俸を獲得した助っ人はペタジーニ(元巨人ほか)。
2003年にヤクルトから巨人に移籍した際の契約はなんと年俸7億2000万円の2年契約……!
日本プロ野球の歴代最高額だ。
2000年代の巨人は助っ人に超大判振る舞いをしており、ローズも年俸5億5000万円、イ・スンヨプも年俸6億円。
DeNAのラミレス監督も巨人時代は年俸5億円で契約していた。
しかし、これらはすべて「公称」。
出来高を含めれば10億を超えていたというウワサもあり、いずれにしても目が飛び出そうな金額だ。
横浜、中日で3度の本塁打王に輝いたウッズも日本最終年の2008年には年俸6億5800万円を手にしている。
■新助っ人年俸ナンバーワンは誰?
今年の“新外国人”で年俸トップになりそうなのは、マギー(巨人)で1億9300万円。
ただ、2013年に楽天で日本一の原動力となった実績も加味されているため、例外としたい。
純粋に日本球界初挑戦の選手ではヤクルトが獲得したオーレンドルフが1億7600万円+出来高でトップ。
昨季もメジャーで64試合に登板しており、ヤクルトでは異例の高額契約。
日本では先発復帰する予定だが、球団がかける期待は大きい。
投手陣再建への思いが金額に如実に現れている。
そのほか、中日の主軸候補のゲレーロや、DeNAで先発を任される予定のクラインも年俸1億5000万円でスタート。
中日は得点力不足、DeNAは山口俊の流出による先発不足が課題になっており、お金を注ぎ大型外国人選手の獲得で課題の解決を図ろうと目論む。
彼らの活躍が順位に直結しそうだ。
ちなみに楽天の新外国人投手のハーマンは年俸7000万円。
近年はジョーンズ(3億円)、ユーキリス(3億円)、ゴームズ(2億円)と大物獲得を続けてきたが、今年は期待の助っ人陣が多く残留したこともあって、買い控えた。
規格外の「“大物助っ人”を見てみたい」という気持ちはサッカーファンも野球ファンも同じ。
新助っ人たちには、フロントが「安い買い物だった」と思うような目覚ましい活躍を期待したい。
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