
ラスベガスで開催されているポーカーの世界大会「ワールドシリーズ·オブ·ポーカー(WSOP)」に出場していた日本人プロポーカープレーヤー、モリヤス·ユウトさん(26才)が、7月2日から行方不明になっていることを、現地メディアが報じた。なお、氏名の漢字表記は不明。
メインイベントに現れず
モリヤスさんは5月25日にラスベガスに到着し、大会の小規模なゲームイベントに参加していた。先日は賞金総額が最大となるメインのゲームイベントが開催され、モリヤスさんも出場するはずだったが、現場に現れなかったという。
モリヤスさんとともにラスベガスのエアビー(Airbnb)に宿泊し、大会に参加していたポーカー仲間のササキ·ノブアキさんは、Xにこんな投稿をした。
後輩がベガスで行方不明。
昼に『いまから向かう』と言ったっきり音信不通。
夕方帰宅すると、クルマ、ケータイ、本人毎日愛用のサンダルは家にあり、
パスポートと財布が入ったポーチと本人だけが見当たらない。
家に荒らされた形跡はなし
モリヤスさんの財布には、ゲームの参加料として支払う予定の1万ドル(約146万円)が入っていた。
現在、警察が病院や留置所など、彼が居そうな所を当たっているそう。また、今のところ日本に帰国(入国)した記録はないとのこと。
現地のTV局がニュースに
この件は、現地のTVニュースにもなっている。取材を受けたササキさんはこう話した。(英語からの日本語訳)
「彼にとって海外旅行は初めてで、旅には慣れておらず、英語も喋れないので、ラスベガスから出てどこかに行ったとは思えません」
また、ゲーム参加料の入った財布は家から消えていたが、それ以外のドルと日本円は「リビングルームのよく見える場所に」そっくり残されていたそうだ。その点から「強盗が侵入したとも考えにくい」と言っている。(了)