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 オーストラリアのDJ/プロデューサーDom Dollaと、アメリカのラッパーKid Cudiが初めてタッグを組んだ新曲「Forever」がリリース。現行EDMハウスの最前線を走る次世代トップ・プロデューサーであるDom Dollaのどこか懐かしさを感じるタッチのシンセ・サウンドとハウス・ビートにKid Cudiのエモーショナルなボーカルが融合した、心地よいダンス・トラックに仕上がっている。 この楽曲は、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたDom Dollaの公演で、Kid Cudiのサプライズ出演と共に初披露され、観客を沸かせたばかりでリリースが待ち望まれていた。今作に関してCudiは、懐かしさと多幸感が共存する雰囲気を「2010年に戻ったような気分」と語っており、Dom Dollaはこのコラボに際して「悲しい音楽ではなく、最もハッピーな曲を作ろう」とCudiと意気投合。現代の混沌とした世界からリスナーを解放するような楽曲を目指したと述べている。Kid Cudiは2008年のKanye Westのレーベル GOOD Music と契約して以降、ヒップホップにエレクトロニック・サウンドを融合させた新しいスタイルでヒットを飛ばし、2020年にもTravis Scottとの「The Scotts」なるユニットで話題を集めた。その活動は音楽のみならず俳優として数々のハリウッド映画やテレビ・シリーズでも活躍し、2024年には最新アルバム『INSANO』も発表したばかり。また彼はラッパーとしてのキャリアはもちろん、2008年の「Day 'n' Nite (Crookers Remix)」や2012年の「Pursuit of Happiness (Steve Aoki Remix)」などエレクトロやEDMなど各時代を代表するダンス・アンセムも放っており、Dom Dollaにとっては若かりし日のヒーローとの貴重なチームアップとなったはずだ。Dom Dollaは3月末に開催されたマイアミULTRA25周年でJohn Summitとの「Everything Always」名義でハウス勢としては異例の初日の大トリを飾ったばかり。 この夏にはIBIZA名門「HI IBIZA」のレジデントにも任命されキャリアのピークを更新し続けている。
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