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　4月15日発売の「週刊文春」（文藝春秋）で報じられた、フジテレビの女性アナウンサーによる「ステルスマーケティング（ステマ）」疑惑が話題だ。

　久慈暁子アナや三上真奈アナなど、女性アナウンサー7人が、芸能人御用達の美容室Aに通い、ヘアカットやネイル、まつエクなどの施術を無料にしてもらう代わりにSNSなどでお店の宣伝に協力していたという。

　フジテレビ側は「事実関係の詳細については現在確認中ですが、いわゆるステルスマーケティングに該当する行為はないと考えております」とコメントしているが、一方で「広告枠を売って成り立っているテレビ局に所属しながら、“フジの女子アナ”というブランドを個人的に利用して特定の会社の宣伝に加担していたとするなら、広告主は良い顔をしない」（週刊誌記者）という意見もある。

「美容室や化粧品などを、タレントがSNSを利用してステマをすることはもはや当たり前になっています。それについて、今更批判する人はいないと思いますよ。

　ただし、アナウンサーはテレビ局の顔でもありますから、“広告収入で成り立っている企業の職員”として、もう少し慎重に行動すべきでしょうね」（広告代理店社員）

　ところが、渦中の美容室Aに通っていた“女性アナウンサー”はフジテレビの社員だけではない。ネットメディア編集者の証言。

「今回、文春に掲載されたフジテレビアナウンサーたちの写真は、美容室AのオーナーであるKという人物のインスタグラムに投稿されていたものです。そんなKのインスタ投稿に頻繁に登場していたのが、この春から『スッキリ』のレギュラーMCに就任した日テレの岩田絵里奈アナです。具体的にあげると、昨年11月22日には岩田アナが美容室Aの前に立った写真が投稿されていました。しかし、なぜか今は削除されているんです。

　削除した時期が騒動後なのかどうかは確認できないのですが、もしかしたら慌てて消したのかも。でも、ネット上にはログが残ってしまっているので、この美容室と岩田の名前で検索すると、写真がたくさん出てきますよ。ちなみに、同じく日テレの郡司恭子アナの投稿もありましたが、こちらも消されています。正規料金を払っているなら、別に写真を削除する必要はないと思うんですけどね」（ネットメディア編集者）

　日テレの女性アナウンサーたちの写真は綺麗さっぱり削除されたようだが、フジテレビアナウンサーの写真は残されたままだ。「ステルスマーケティングに該当しない」と声明を出した手前、削除したくてもできない状況なのかもしれない。テレビ局関係者はこう語る。

「各局の女性アナウンサーたちが戦々恐々としているようですよ。身に覚えのある者は、みんな火消しに奔走している。岩田の投稿が消されたのもその一環でしょうね。たとえ、料金をちゃんと払っていたとしても、渦中の美容師のインスタに写真が残っていれば、疑惑の目が向けられてしまう可能性もあります。でも、火消ししなきゃいけないってことは、テレビ業界全体が今回のことを問題として捉えているということ。たとえ、法的にはステマに該当しなくとも、スポンサーの心象を悪くする行為ですからね」（テレビ局関係者）

　第2、第3のステマ疑惑報道が放たれやしないか、今ごろ各局の関係者がハラハラしていることだろう。

【日時】2021年04月19日 12:00
【提供】日刊サイゾー

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