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英のおばあちゃんたち、原油流出事故に備えペンギンに編み物を送る

イギリスのおばあちゃんたちが、オーストラリアのペンギンのために小さなセーターを編み、それを送っているという。(アイキャッチはイメージであり、実際に編まれたものではない)

有毒化学物質を飲み込むのを防ぐ

そのおばあちゃんたちは、イングランド北東部の都市、Teessideにある介護施設「ヘーゼルグローブ・コート・ケアホーム」で暮らしているという。

彼女たちは「編み物おばあちゃんたち」と名乗り、オーストラリアに生息するペンギンのために小さなセーターを編み、それを現地の慈善団体に送っているそうだ。

このセーターは石油流出事故が起きた際、ペンギンたちに着せ、彼らが羽繕いをする際に、有毒化学物質を飲み込まないようにするためのバリアとして役立つという。

オーストラリアの都市、メルボルンの南にあるフィリップ島には4万羽のペンギンが生息しており、原油流出事故が発生した場合に備え、ペンギンを保護するための準備が進められている。

羽を洗浄している間に着せる

ひとたび原油流出事故が起きれば、ペンギンたちは油の中を泳ぎ回るため、レスキュー隊らはペンギンの羽から油を除去し、掃除をしなければならない。

それまでの間、この小さなセーターを他のペンギンに着せることで、有害物質から守ることができるという。

すでに「編み物」はオーストラリアへ発送済みで、現在到着したかどうか、確認中だとされている。

介護施設のシャロン・ルイスさんは、「編み物」グループのために、やりがいのあるプロジェクトを見つけるのが楽しいとし、次のように話している。

「(編み物は)彼女らに、生きがいと誇りを与えています。かわいい動物たちが編み物を着ている写真が届くのは、いつも信じられないほど、素晴らしいことです」

ペンギン財団のレベッカ・パスロウさんも、「編み物おばあちゃん」たちに感謝の意を表し、「世界中から集まった親切な編み物愛好家やグループが、セーターを作って支援してくれています」と述べている。(了)

【日時】2025年05月13日 08:05
【提供】Switch News

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