
2025年6月17日、バンコク・ラートクラバン区のタイ式焼き肉 ムーガタの店で、若い男性が隣の客に突然殴られるという事件が発生しました。被害者の母親がSNSに投稿した内容が大きな反響を呼んでいます。
投稿によりますと、被害に遭ったのは友人と食事に訪れていた若者で、店内を見渡して「今日はあまりお客さんがいないね」と何気なく話したところ、これを耳にした隣の席の男が突然立ち上がり、「じゃあ俺は人間じゃないのか?犬にでも見えたのか!」と激怒。手にしていたグラスで若者の頭を殴りつけたということです。
若者はすぐに「そんなつもりではありません。すみません」と何度も謝罪しましたが、暴行は止まりませんでした。店内の他の客によりますと、発言は誰かを侮辱するような意図はまったくなく、特定の相手に向けられたものでもなかったと証言しています。
被害者の母親は、「息子はまだ若く、ただ友達と食事に来ていただけです。相手に対して悪意のある発言をしたわけでもなく、突然の暴行に本当に言葉も出ません」と心境を語りました。
この件について、市民支援団体「สายไหมต้องรอด(サーイマイ・トンロート)」の代表であるエーク氏が対応に乗り出し、チョラケーノーイ警察署のパントン・サムラーンサム署長に対して迅速な捜査と加害者への厳正な対応を求めました。
現在、警察が事件の詳細を捜査しており、暴行の容疑で加害者に対する法的措置が進められる見通しです。