アメリカのミシガン州で先日、上空のヘリコプターから紙幣が投下された。
その出来事があったのは6月27日、場所はミシガン州の都市、デトロイト東部にあるグラティオット通り沿いとされている。
当時、この付近の交差点をホバリングしていたヘリコプターから、突然、数千枚の紙幣がばらまかれたという。
このためグラティオット通りの6車線すべてが数分間停止し、人々は車を止め、落ちてくる紙幣に向かって走り出し、拾い始めたそうだ。その瞬間がこちら。
A helicopter rained MONEY & rose petals over Detroit to honor Darrell “Plant” Thomas’s last wish! The community celebrates a true giver. #DetroitLegend #Detroit pic.twitter.com/ZHgoLDjXUu— PuneNow (@itspunenow) July 3, 2025
A helicopter rained MONEY & rose petals over Detroit to honor Darrell “Plant” Thomas’s last wish! The community celebrates a true giver. #DetroitLegend #Detroit pic.twitter.com/ZHgoLDjXUu
— PuneNow (@itspunenow) July 3, 2025
紙幣が投下された通りは、一時混乱したものの平和的で、奪い合いなどの喧嘩は一切なかったという。その後、警察が現場に来て、通りの一部を約30分間封鎖した。
実は、この現金投下は、近くの洗車場のオーナーであるDarrell Thomasさん(58)の最後の願いだったと考えられている。
Thomasさんはアルツハイマー病で6月15日に亡くなり、葬儀は6月27日に行われたそうだ。
そしてその日、彼の2人の息子たちがヘリコプターに乗り、5000ドル相当の紙幣を投下した。Thomasさんの姪であるCrystal Perryさんは、次のように語っている。
「これは彼による、コミュニティへの最後の愛の表現でした。彼は相手に惜しみなく与える人だったからです。彼は誰のためにでも、何でもしてくれました。彼はただ特別な心の持ち主でした。今では、あんな人には出会えません」(了)
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