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日本時間29日午前2時ごろ、カテゴリー4の最強クラスに発達したスーパーサイクロン「デビー」が、オーストラリア東部を直撃した。
サイクロンの移動速度は遅く、クイーンズランド州は広い範囲で暴風雨に見舞われている。
熱帯サイクロン「デビー」は、3月29日午前1時59分(日本時間)、豪州東部に上陸。
オーストラリア気象局(ABM)によると、上陸時の風速は、70メートルを超えており、現在は、クイーンズランド州の内陸部を南に向かってゆっくりと進んでいる。
この影響で、セントラル・コースト周辺の広い範囲が暴風雨に見舞われ、1日あたりの降水量が200ミリを超えるおそれがあるとして洪水や河川の氾濫、浸水などへの警戒体制を強化している。
米航空宇宙局(NASA)は、地球観測衛星が上空からとらえた上陸時の画像と、国際宇宙ステーションの中から見た雲が渦巻くサイクロンの様子を公開。
気象局によると、クイーンズランド州全域では、あす(28日)にかけて大雨が降り続くが、サイクロン自体の勢力は次第に弱まり、今晩までに熱帯低気圧に変わるものと予測されている。
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