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プレゼンリモコンに電子書籍のページめくりという新しい役目を与えよう(深水英一郎氏寄稿)

プレゼンリモコンに電子書籍のページめくりという新しい役目を与えよう(深水英一郎氏寄稿)

 こんにちは、深水英一郎(ふかみん)です。リアルプレゼンの機会が減って、「プレゼンリモコン」を使わなくなりました。

 会議はほとんどリモートで事足ります。となるとプレゼンリモコンをあえて使わなくてもよいわけです。しかし、プレゼンリモコンには電子書籍のページめくりという新たな役割があったのです。今回は、そういうお話です。

 「そもそもプレゼンリモコンとは?」という人のために軽く説明すると、人前で説明を行う「プレゼンテーション(プレゼン)」の際に、これを手に持ってボタンを押すことで、モニター画面に映し出された資料のページをめくることができる。そんな道具です。

 なかには手のひらにすっぽり収まるサイズのものもあり、一見何も持たず、手ぶらで話しているようにも見えます。小さいサイズだと心許ないきもしますが、プロジェクターで映写された資料は、シャキシャキとベストなタイミングでページ送りされるので、握る側としてはめくることに心地よさすら感じます。

 個人的には「TEDみたい※で実にかっこいい」と感じており、あまりにかっこよいので、自分用のが欲しくて、うっかり買ってしまいました。(※=世界中の著名人による講演を企画・配信しているメディア組織とそのコンテンツをさす)

 プレゼンリモコン価格帯はだいたい3000円~5000円。形がコンパクトでかわいいのでlogicoolのR500を購入しました。さぁ、これでかっこよくプレゼンできるぞ!と……思った直後に、世の中はリモートワークに移行。使わなくなりました。

 リモートワークの会議は、オンライン会議が主。PCが目の前にあるので、プレゼンリモコンの出番が失われてしまったのです。

 もしオンライン会議で以前のプレゼンのように立ち上がってうろうろしながら資料共有したら、顔がカメラからはみ出してしまいお腹しか映らなくなってしまいます。お腹だけが画面を右往左往して、顔は見えずに声だけが聞こえてくる状態なんて、間抜けもいいところ。

■ プレゼンリモコン、再始動する

 というわけで、手元には、使われることのないプレゼンリモコンだけが残りました。

 どうするんだこれ。

 しょんぼりしていたそのとき、たまたま開いていたPCのKindleアプリに向かってプレゼンリモコンのボタンを押してみると……。

 「シュッ!」

 Kindleのページがめくれ、次のページに移動。もちろん、実際にシュッという音がしたわけではありませんが、私の脳内ではそんな音が響きわたったのです。

 プレゼンリモコンが、電子書籍のページめくりにも使えるのは知らんかった。でもこれ、非常に便利。

 文章をタイプしたり調べ物するときはPCにかじりついていてもしょうがない。本を読む時はそんな前のめりである必要はない。できればリラックスして読みたい。たまには椅子から立ち上がって、部屋をうろうろしながら本を読みたい。

 そんなささやかな願望をかなえ、その自由を、僕に与えてくれたのが、プレゼンリモコン。

 その日以来、僕はメインモニターにKindleを拡大表示し、椅子に深々と背中をつけてゆったりと座ったり、たまに立ち上がってうろうろしたりなどなど、好きな体勢で電子書籍を読んでいます。が、心持ち読むのが速くなった気もします。

 「え、そんなの当たり前の使い方じゃん」という人がいたらすみません。

 ともあれ僕は今、手のひらに収まるサイズのリモコンでポチポチ押しながら拡大表示した本を読むのがとても快適だと感じています。リビングのテレビでも読めるように設定しようかと思うほど。リビングで高速めくりして電子書籍を読む。実際それをやったら家族に怒られそうだけど。

■ プレゼンリモコン、進化する

 プレゼンリモコンによっては、キー操作をカスタマイズできるものもあります。僕の持っているR500は、次ページと前ページそれぞれ、長押ししたら別の動作をするようにカスタマイズ可能でした。

 なので、目次を表示する command + Lと、ノートブックを表示する command + Bというショートカットをそれぞれ長押しに割り当ててみた。

R500は、次ページと前ページそれぞれ、長押ししたら別の動作をするようにカスタマイズ可能

 ノートブックというのは、ハイライトして色をつけた部分や、メモを残した部分をまとめて閲覧できるKindleの機能。これの表示/非常時をリモコンの手元で切り替えできるのです。僕の場合、ときどき目次をみて自分の現在位置を確かめたくなるので、これは重宝しています。

 どの動作を割り当てるのがよいのかは、人によって違うと思うので、もしプレゼンリモコンをお持ちであれば、自分好みにカスタマイズして試してみてください。

(了)

【寄稿 深水英一郎 プロフィール】
https://nitsuite.jp/fukamie
笹舟にちょうどよい笹に見とれていて橋から川に落ちたことがあります。
ネット黎明期にインターネットの本屋さん「まぐまぐ」を個人で発案、開発運営し「メルマガの父」と呼ばれる。Web of the Yearで日本一となり3年連続入賞。新しいマーケティング方式を確立したとしてWebクリエーション・アウォード受賞。元未来検索ブラジル社代表で、ニュースサイト「ガジェット通信」を創刊、「ネット流行語大賞」や日本初のMCN「ガジェクリ」立ち上げ。株式会社ツクレル取締役。シュークリームが大好き。


【日時】2022年05月21日 13:30
【提供】おたくま経済新聞

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