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岐阜県山県市は、第3子以降の新生児に「赤ちゃんほほえみ応援金」を支給している。子どもの数に比例して支給額が増える仕組みで第7子以上は310万円。誕生祝い金として突出する額となっている。
2003年に高富町、美山町、伊自良村の3町村が合併して誕生した山県市。人口約40万人の岐阜市に隣接しているものの、岐阜市や愛知県への流出が止まらず、人口は合併当初の約3万2000人から約2万4500人に減った。
昨年、民間団体「人口戦略会議」が発表した報告書で、山県市は初めて消滅可能性自治体に「転落」。50年の人口は20年比で45%減の1万3877人と推計された。
人口流出を食い止めようと、市は手厚い子育て支援に注力。23年度から、第3子で10万円、第4子で30万円、第5子で70万円を支給する応援金制度を始めた。これまで45人に支給し...
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