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「風俗の墓場」 摘発された激安デリヘルの“裏事情”
摘発のきっかけは、客からの“ノーサンキュー”だった。

売春を斡旋したとして、全国21都道府県に展開するデリヘル店「サンキューグループ」の経営者、吉田浩二容疑者(61)や店員ら計21人が20日、売春防止法違反の疑いで警視庁に逮捕された。

全国展開のデリヘル店を一斉摘発するのは初。

吉田容疑者らは「売春店ではない」と容疑を否認しているという。

「吉田容疑者は『会長』と呼ばれ、30分3900円という格安店を経営。年間4億円を売り上げていました。店舗をフランチャイズ形式にして65店舗まで広げ、デリヘル界では飛ぶ鳥を落とす勢いでした。その一方、客から<写真と実際の女性が違いすぎる>といった苦情や、<“本番”を強要された>という店員の不満が警視庁に相次いでいました」(捜査事情通)

ホームページを見ると、格安店とは思えない美女揃いなのだが……。

風俗ライターが“ウラ事情”をこう説明する。

「正直言って、評判は相当悪い店ですね。ホームページの在籍している女の子の写真はほとんどが加工で、“変わり者”が多い。スレンダーな娘を指名したのに、体重100キロ近い女性が来るなんてこともザラ。性病がうつったというトラブルも多かった。店舗を増やしすぎて人手が足りなくなったためか、働いているのは他の風俗店を断られた娘ばかり。業界からは『風俗の墓場』なんて呼ばれていました」

サンキューの本店に聞くと、「店をたたむ予定はない」とのことだ。
【日時】2015年01月22日
【提供】日刊現代

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