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イタリアの沖合で、3日間タイヤにつかまり海を漂っていた少女を救助

イタリアの沖合で、漂流していた11歳の少女が、無事に救出された。

数日前にチュニジアから出航

その少女は西アフリカの国、シエラレオネの出身で、数日前にチュニジアから出航した船に乗っていたという。

しかし45人の難民を乗せた船は、その後地中海で嵐に遭遇。数メートルの高さの波と激しい風に見舞われ、転覆したそうだ。

そしてドイツの救助慈善団体「コンパス・コレクティブ」は12月11日、イタリアのランペドゥーサ島沖で、簡易ライフジャケットを着て、タイヤのチューブにしがみついていた11歳の少女を発見、救助した。

船の乗組員が、幸運にも少女の声を聞く

救助船「Trotamar III」号のMatthias Wiedenlübbert船長によれば、エンジンが動いているにもかかわらず、船の乗組員が、幸運にも少女の声を聞いたという。

少女の救出後、船は他の生存者の捜索を続けたが、結局見つからず、慈善団体は声明で「彼女が難破船の唯一の生存者で、他の44人は溺死したと推測している」と述べた。

少女は数日間、激しい波と風の中で生き延びたが、何日も水や食べ物を飲まず、低体温症に苦しんでおり、救助された後には、イタリアのランペドゥーサ島に運ばれ、そこで医師の治療を受けたそうだ。

治療に当たった医師によれば、同じ船には少女の兄弟もいたが、やはり行方不明となり、死亡したと考えられるという。

11日にはイタリアの沿岸警備隊と警察の船が、生存者を探してその海域を捜索したそうだ。

過去10年間で、北アフリカとイタリア、マルタを結ぶ航路で、2万4300人以上が行方不明になったり、死亡したりしているという。(了)

【日時】2024年12月13日 17:05
【提供】Switch News

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