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タイ運輸局、「乗車拒否」「メーター未使用」等のタクシーに警告~厳罰を科す

タイ運輸省陸運局は2025年5月30日、観光客や市民を狙った公共交通機関の不正行為が相次いでいることを受け、タクシーやバスなどの運転手に対して厳しい取り締まりを強化すると明らかにしました。



陸運局の副局長は、「観光業はタイ経済の重要な原動力であり、外国人観光客の多くが公共交通機関を利用している。サービスの質は、タイのイメージに直結する」と述べ、公共交通の信頼回復が不可欠であると強調しました。

同局では、全国の観光地に毎日交通監視官を派遣し、法令違反や乗客への不当な対応がないかを監視しています。とくに苦情の多いスワンナプーム空港、ドンムアン空港、モーチット・バスターミナル、サナームルアン、ヤワラート、主要なショッピングモール前などを重点エリアとしています。

さらに、バンコク・ラチャプラソン地区では「ラチャプラソン・モデル」というパイロットプロジェクトが実施中です。観光警察やルンピニ警察署、パトゥムワン区役所、周辺商業施設と連携し、違反防止のために現地での巡回・指導を強化しています。

違反者は数千人、免許取り消しも

2023年10月1日から2024年4月30日までの間に、陸運局は3,960件の交通違反を摘発。主な違反は「乗車拒否」「メーター未使用」「目的地まで乗客を届けない」といった事例で、あわせて9,375件の罰金が科されました。

同期間中、公共交通運転手に対する「違反点数制度」も適用され、2,032件の点数減点が実施されました。このうち71人は重大な違反により免許の一時停止または取り消し処分となっています。

空港内で違反が発覚した運転手には、空港内営業の資格を直ちに取り消す処置が取られ、再び空港で営業することはできません。

通報窓口も整備

DLTは、市民や観光客が公共交通機関のトラブルを通報できる複数の窓口を設けています。通報先は以下の通りです:

陸運局は「今後も違反事例については厳正に対処し、法に基づき処罰を行う」と述べています。

【日時】2025年06月01日 00:07
【提供】タイランドハイパーリンクス

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