
タイ警察中央捜査本部(CIB)は2025年6月、住宅地で逃亡生活を送っていた48歳の女を逮捕しました。女は中古住宅やコンドミニアムの投資話を持ちかけ、被害者に金を振り込ませた上で連絡を絶ち、少なくとも10件の容疑で指名手配されていました。
逮捕されたのはカンチャナブリ県出身の容疑者。警察によると、容疑者は「相場より安価な中古住宅やコンドミニアムを購入すれば、最大200万バーツの利益が出る」と被害者に説明。被害者が物件購入費や手続き費用として10万バーツを支払った後、所有権の移転について問い合わせても、「買い手が見つからない」「手続きに問題がある」などと説明をはぐらかし、最終的には連絡が取れなくなっていたといいます。
被害者が詐欺の可能性を疑い警察に通報。捜査の結果、容疑者がコンケーン県ナムポーン区の賃貸住宅に潜伏していることが判明し、警察が現地で身柄を確保しました。
容疑者には「小切手不渡りによる違反」「詐欺」「窃盗共謀」「文書偽造」など、複数の罪で合計10件の逮捕状が出されていました。警察は容疑者をチョンブリー地方裁判所へ送致し、今後さらに被害者が増える可能性があるとして捜査を継続しています。