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マカオ税関、着衣の下に隠す手口の電子製品密輸事案を1週間で6件摘発

 澳門海關(マカオ税関)は6月27日、いわゆる運び屋による密輸行為をターゲットにITを用いるなど水際対策の強化を講じて臨む中、同月19日から25日までの1週間、マカオと中国本土との間の主要な陸路の玄関口にあたる關閘及び青茂イミグレーション施設で着衣の下に隠す手口による密輸事案を6件摘発したと発表。

 発見に至った密輸品の内訳は、パソコン用メモリ187個、中古スマートフォン108台で、すべてマカオから中国本土への持ち出し(密輸出)を企図したケースだったとのこと。

マカオ税関が摘発した着衣の下に隠す手口のパソコン用メモリ密輸出事案=2025年6月20日、關閘イミグレーション(写真:澳門海關)

 いずれも税関検査場の申告物なしレーン(グリーンレーン)を通過した際の通関者の行動や表情などから不審な様子を察知した税関職員が呼び止めて詳細検査を行った結果、身体の腰回りや脛の部分にラップで巻き付ける、ポケットの中に入れるといった手段で隠し持っている密輸品を発見したという。

 上述の6件の密輸事案に関与した男女6人は16〜62歳のマカオ居民及び中国本土居民で、全員を対外貿易法違反で起訴済みとした。なお、マカオの学生が関与していた例もあり、連絡メカニズムを通じて教育当局と情報共有を行ったことも明らかにした。

マカオ税関が摘発した着衣の下に隠す手口のパソコン用メモリ密輸出事案=2025年6月25日、關閘イミグレーション(写真:澳門海關)

 一昨年(2023年)初頭のウィズコロナ転換による水際措置の緩和に伴い、マカオと中国本土、香港との相互往来が容易になって以降、いわゆる運び屋が絡む密輸入、密輸出事案が摘発されるケースが増えており、物品を着衣の下に隠す手口や越境自家用車の悪用が目立っている。

 税関では、市民に対して出入境における携行品の出入りに関する法令の遵守及び報酬を目当てに運び屋行為へ従事しないよう累次の呼びかけを行うとともに、着衣の下に隠す手段への対応を含め、今後も継続して水際における各種取り締まりを強化して臨む考えを示した。

マカオ税関が摘発した着衣の下に隠す手口の中古スマートフォン密輸出事案=2025年6月25日、青茂イミグレーション(写真:澳門海關)

【日時】2025年06月29日 22:29
【提供】マカオ新聞

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