
タイ警察中央捜査局(CIB)は2025年7月6日、約19年にわたり逃亡していた殺人事件の容疑者(43歳)をチェンライ県内で逮捕したと発表しました。
事件は2006年に発生し、当時警察士官候補生であった被害者が友人と飲食店で会食中、隣席の酔ったグループがグラスを投げつけたことに注意を促したところ口論に発展。グループの一人である容疑者がナイフで被害者の右脇腹を刺し、その後被害者は病院で死亡しました。
当時、他の関係者は逮捕されたものの、容疑者だけが逃亡を続け、今回の逮捕に至るまで約19年間所在が不明でした。警察は、容疑者がチェンライ県テューン郡の自宅に潜伏しているとの情報を掴み、捜索および逮捕令状を用いて現地で身柄を確保しました。容疑者は既にバンコクの警察署に引き渡され、今後正式に起訴手続きが進められる見込みです。
この逮捕は、中央捜査局および地元警察署との綿密な連携によって実現したものであり、関係当局は再発防止の観点から今後も取り締まりを強化していく構えです。