与党「尹の拘束、正義を正すための決定」=韓国韓国の共に民主党が尹錫悦(ユン・ソギョル)前大統領の拘束を「常識的な決定」と評価した。
共に民主党のパク・サンヒョク首席報道官は10日、「尹錫悦拘束は正義を正すための常識的な決定だ」という論評を発表した。
彼は「拘束令状の請求書に記された国会議決の妨害、逮捕令状執行の阻止による職権乱用、非公開携帯記録削除による証拠隠滅などの容疑を受けている尹錫悦には、最初から逃げ道はなかった」と述べた。
続けて、「恥知らずな詭弁や、法の抜け穴を突く行動、責任転嫁をいくら繰り返しても、法の厳粛な審判と司法正義を揺るがすことはできなかった」と語った。
パク報道官はさらに、「一国の大統領が陰謀論的妄想に陥り引き起こした親衛クーデター、戦争を誘発した国家反逆に類する罪の疑惑の全貌を明らかにするためには、まだ多くのことを解明する必要がある」とし、「二度と誰も内乱を企てることができないように、内乱の首謀者・共犯・同調勢力の罪を徹底的に明らかにし、処罰しなければならない」と主張した。
また、「12・3内乱以降に崩壊した国政と国民の暮らしは、国民主権政府の誕生によって正常化し始めたが、最終的には内乱勢力の断罪によって完成するだろう」と述べたうえで、「チョ・ウニョン特別検事には、内乱の首謀者である尹錫悦の拘束を出発点として、より一層厳正な捜査により一片の曇りもない真相を明らかにしてほしい」と語った。
この日未明、ナム・セジンソウル中央地裁令状専担部長判事は、職権乱用による権利行使の妨害、特殊公務執行妨害、虚偽公文書作成および行使、大統領記録物法違反、公用文書損壊、大統領警護法違反、犯人逃亡教唆の容疑に関して、チョ特検が請求した尹前大統領の拘束令状を発付した。
尹前大統領は拘束令状の発付により、ソウル拘置所に再収監された。3月に裁判所が拘束を取り消し釈放されてから124日ぶりのことだ。
一方、ソウル中央地裁刑事合議25部はこの日午前10時15分から、尹前大統領の内乱首謀および職権乱用による権利行使妨害容疑に関する公判を行う予定だ。
この日の公判には、コ・ドンヒ前国軍情報司令部企画処長とチョン・ソンウ前国軍防諜司令部防諜1処長が証人として出廷する。