中国の江蘇省常州市に本社を置く「Airwheel」社製の電動スーツケース・フィリピン南部ダバオ市のSMショッピングセンター
中国の江蘇省常州市に本社を置く「Airwheel」社製の電動スーツケース・フィリピン南部ダバオ市のSMショッピングセンター
中国の江蘇省常州市に本社を置く「Airwheel」社製の電動スーツケース・フィリピン南部ダバオ市のSMショッピングセンター 2025年7月、フィリピン南部ダバオ市のSMショッピングセンターで、中国の江蘇省常州市に本社を置く「Airwheel」社製の電動スーツケースが販売され、注目を集めている。
移動の利便性を謳う一方で、リチウムイオンバッテリーの発火や走行中の事故など、安全性への懸念が国内外で報じられており、販売状況に疑問の声も上がる。
ピンクやグレー、ブラックなど多色展開のAirwheelは、ハンドルを伸ばせばスクーターのように乗れる機能をアピール。空港での長距離移動や観光地での利用に魅力的だが、過去にはバッテリー発火事故が報告され、航空会社による持ち込み制限もある。また、人混みでの操作は衝突・転倒事故のリスクも伴う。
フィリピンでは電動スーツケースの明確な法規制や安全基準がなく、消費者はリスクを理解した上での購入が必須だ。販売側にも正確な情報提供と注意喚起が求められる。利便性と安全性の間で揺れるこの製品は、グローバル化時代の課題を象徴している。