ダイエットに興味のある方なら一度は聞いたことのあるBASE FOODのパン「ベースブレッド」。糖質が少なく、食物繊維やタンパク質やビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれている完全栄養食です。

日本発の完全栄養食「BASE FOOD」は食品系D2C、サブスクの成功例として有名。実際のベースブレッドはダイエット用に小さいものではなく、ごくごく一般的な大きさ。一味唐辛子の容器と並べてみると、大きさのイメージが付くのではないでしょうか。チアシードのプチプチとした食感も特徴のひとつです(写真はチョコレート味)
しかし、一部ネット上には、「ベースブレッドを食べると太る」という噂もあります。
この記事では実際にBASE FOODを購入していた筆者が、ベースブレッドでできる置き換えダイエットの方法と「太る」という噂の答えやデメリットを解説します。
BASE FOODのパン「ベースブレッド」は6種類!カロリー・糖質は?
ベースブレッドは2023年2月現在、ミニ食パン、プレーン、チョコレート、メープル、シナモン、カレーの6種類があります。

ベースブレッドは、完全栄養食ブランド「BASE FOOD」のパン。「BASE FOOD」にはほかにも、パスタやクッキーがあり、ラインナップは増え続けています。(画像引用元:BASE FOOD公式サイト)
ちなみに、ベースブレッド(プレーン)1個あたりのカロリーは205kcal。糖質は20.7gです。主食の中ではGI値が低く、一般的な食パンなどと比べて糖質は控えめ。炭水化物とナトリウム(塩)は足りませんが、これらの成分はダイエットをする方にとっては多少控えめになっても問題ないものでしょう。またBASE FOODは3食すべてを置き換えずとも、1日1食だけ置き換えるのもOK。足りない栄養素は別の食事で補うのも良いでしょう。
BASE FOODのパン「ベースブレッド」のすべての栄養素は記事の後半で、一覧表にまとめてご紹介します。
BASE FOODのパン「ベースブレッド」がダイエットに向く理由
ベースブレッドはもっとも高いカロリーのチョコレート、メープルでもひとつ264kcal。ダイエットを考える女性の1食分の目安量が500kcalであることを考えると、その半分近くまで減らすことができます。

こちらはベースブレッドプレーンの栄養の対標準値のグラフ。ベースブレッドは栄養素など表示基準値に基づく1日に必要な栄養素の1/3を摂ることが可能なため、これを食べればカロリーを削ることができる上、ダイエットでは不足しがちな栄養素もしっかり摂取できます。(画像引用元:BASE FOOD公式サイト)
上記に加え、ベースブレッドがダイエットに向いている理由は以下の通りです。
・糖質が少ない
・栄養がバランスよく摂れる
・満腹感がある
理由1: 糖質が少ない
ベースブレッドは、小麦粉の代わりに低糖質で食物繊維豊富の小麦全粒粉で作られています。そのため、低糖質にも効果的。
理由2: 栄養がバランスよく摂れる
ベースブレッドは、33種類の栄養素を満たす完全栄養食。ダイエットではカロリーを気にするあまり栄養が不足がちになりますが、ベースブレッドなら食物繊維やタンパク質、ビタミンやミネラルが豊富で、栄養不足にはなりません。
理由3: 満腹感がある
ベースブレッドは食物繊維やタンパク質が多く、空腹感を抑えることが可能。おやつを食べなくても満腹感が持続できるため、1日のカロリーの総摂取量を無理なく減らすこともできます。
BASE FOODの完全栄養パン「ベースブレッド」でダイエットする方法
ベースブレッドは3食置き換えてダイエットすることもできますが、気軽なのは朝食か夕食をベースブレッドに置き換える方法。

ベースブレッドは1袋200kcal程度と低カロリーですが、栄養バランスを整えることが可能。たとえば朝食と昼食に節制しつつ普通の食事を摂り、夜はベースブレッドに置き換える習慣を付ければ、高確率でダイエット効果が期待できるでしょう
ベースブレッドのおすすめの食べ方
ベースブレッドは袋から開けてそのまま食べることもできますが、少し固め。レンジで温めて食べるのがもっとも気軽に美味しく食べる方法です。
そのほかにも、味別のアレンジ方法をご紹介します。
・プレーン:トーストしてバターやジャムを塗るのが定番。チーズやハムをはさんでサンドイッチ。
・メープル:シナモンパウダーをかけて一緒に食べると、さらに香りがアップ。クリームチーズやあんこをのせてもOK。
・カレー:チーズや卵をのせて焼くと、チーズナン風に。サーモンやアボカドをはさむのもおすすめ。

写真は筆者が実際に食べていたベースブレッドのアレンジ。せっかくなのでピクニック先で撮影してみました。ベースブレッドのプレーンを横に割ってスクランブルエッグを挟み、ケチャップをかけています。3分ほどで作れる簡単なアレンジですが、外出先などでさっと食べられ、たんぱく質もしっかり摂れます
ベースブレッドが「太る」と言われている理由
ベースブレッドが「太る」と言われている理由は以下の通りです。
・物足りなくて他にも食べてしまっている
・ベースブレッドをおやつにしている
・ベースブレッドの置き換え以外の食事を食べ過ぎている
物足りなくて他にも食べてしまっている
低カロリー・低糖質のベースブレッドですが、物足りなくて他にも食べてしまうと、結局摂取カロリーが増えてしまうことに。どうしても完食をしたい場合は、野菜やタンパク質など、太りにくいものにしましょう。
ベースブレッドをおやつにしている
ベースブレッドをおやつにしてしまうと、余分なカロリーで太ってしまいます。ダイエットをするならできればおやつはなし。どうしても食べたいならおやつは、果物やナッツなどの低カロリーで高栄養なものを選びましょう。
置き換え以外の食事を食べ過ぎている
先述した通り、ベースブレッドは置き換えダイエットに向いています。しかし、それ以外の食事を食べすぎると、カロリーが過剰になってしまうことも。「置き換えダイエットをしているから」を言い訳にせず、他の食事も食べ過ぎないように節制しましょう。
実際にベースブレッドダイエットを行って感じたメリット
筆者は半年間ほどベースブレッドダイエットを定期購入していました。時間がない朝食と、仕事の合間にさっと食べられる昼食をベースブレッドにし、夜は普通の食事を摂る形の置き換えダイエットをしていました。

1日2食をベースブレッドにしていたとはいえ、毎回違う味を選ぶことでまったく飽きることはありませんでした。劇的とは言わないまでもダイエット効果はあり、運動をしなくても緩やかに体重を減らすことができました
BASE FOODのパン「ベースブレッド」を使ったダイエットのデメリット
ベースブレッドは糖質が少なく、栄養が豊富とはいえ、毎日同じものを食べると、飽きてしまうことも。人は食事に楽しみがなくなると、ストレスが溜まって他の食べ物に手を出し勝ち。これがダイエットの妨げになります。
置き換えダイエットをする場合は、食事のバリエーションを増やしたり、他の食品とバランスよく摂ったりすることが大切。それでもダイエット効果が出ないときには運動や睡眠などの生活習慣も見直しましょう。
BASE FOODのパン「ベースブレッド」の栄養素一覧
ベースブレッドの種類別の栄養素の一覧は以下の通りです。完全栄養食であり多種多様な成分がバランスよく含まれています。
栄養成分表示
(1個あたり)プレーンチョコレートメープルシナモンカレーミニ食パン熱量205kcal(9%)264kcal(12%)264kcal(12%)262kcal(12%)253kcal(11%)233kcal(11%)たんぱく質13.5g(17%)13.5g(17%)13.5g(17%)13.5g(17%)13.5g(17%)13.5g(17%)脂質5.4g(9%)9.3g(15%)8.2g(13%)8.5g(14%)10.2g(16%)7.2g(12%)n-3系脂肪酸0.4g(22%)0.5g(25%)0.4g(22%)0.4g(22%)0.7g(34%)0.5g(24%)n-6系脂肪酸1.6g(17%)2.3g(26%)1.7g(19%)1.7g(19%)2.0g(22%)1.7g(19%)炭水化物23.9g(7%)33.3g(10%)30.3g(9%)29.4g(9%)28.4g(9%)25.4g(8%)糖質20.7g29.1g27.1g26.1g24.7g22.2g食物繊維3.2g(17%)4.2g(22%)3.3g(17%)3.3g(17%)3.6g(19%)3.2g(17%)食塩相当量0.7g(10%)0.3g(4%)0.7g(10%)0.7g(9%)1.21g(16%)1.0g(13%)亜鉛1.6mg(18%)1.7mg(19%)1.6mg(18%)1.6mg(18%)1.8mg(21%)1.6mg(18%)カリウム469mg(17%)535mg(19%)469mg(17%)470mg(17%)467mg(17%)472mg(17%)カルシウム114mg(17%)124mg(18%)114mg(17%)121mg(18%)120mg(18%)116mg(17%)クロム1.7μg(17%)14.4μg(144%)1.8μg(18%)1.8μg(18%)2.2μg(22%)1.8μg(18%)セレン9.6μg(34%)9.3μg(33%)9.6μg(34%)9.6μg(34%)15.8μg(56%)9.7μg(35%)鉄1.4mg(20%)2.5mg(37%)1.4mg(20%)1.5mg(22%)1.3mg(19%)1.4mg(20%)銅0.2mg(22%)0.3mg(30%)0.2mg(22%)0.2mg(22%)0.2mg(24%)0.2mg(22%)マグネシウム68mg(21%)76mg(24%)68mg(21%)68mg(21%)70mg(22%)68mg(21%)マンガン1.4mg(36%)1.7mg(44%)1.4mg(36%)1.4mg(37%)1.4mg(36%)1.4mg(36%)
栄養成分表示
(1個あたり)プレーンチョコレートメープルシナモンカレーミニ食パンモリブデン48.2μg(193%)38.1μg(153%)48.2μg(193%)48.2μg(193%)46.8μg(187%)49.2μg(197%)ヨウ素25.4μg(20%)39.0μg(30%)25.4μg(20%)25.4μg(20%)24.1μg(19%)25.7μg(20%)リン173mg(19%)196mg(22%)173mg(19%)173mg(19%)167mg(19%)177mg(20%)ナイアシン8.5mg(66%)8.7mg(67%)8.5mg(66%)8.6mg(66%)7.6mg(59%)8.5mg(66%)パントテン酸1.1mg(23%)1.5mg(32%)1.1mg(23%)1.1mg(23%)1.1mg(23%)1.1mg(23%)ビオチン8.6μg(17%)14.8μg(30%)8.6μg(17%)8.6μg(17%)13.8μg(28%)8.7μg(17%)ビタミンA176μg(23%)153μg(20%)171μg(22%)171μg(22%)158μg(20%)176μg(23%)ビタミンB10.4mg(34%)0.4mg(34%)0.4mg(34%)0.4mg(34%)0.3mg(27%)0.4mg(34%)ビタミンB20.3mg(20%)0.3mg(20%)0.3mg(20%)0.3mg(20%)0.3mg(24%)0.3mg(21%)ビタミンB60.4mg(32%)0.4mg(32%)0.4mg(32%)0.4mg(32%)0.4mg(29%)0.4mg(32%)ビタミンB120.4μg(17%)0.5μg(20%)0.5μg(20%)0.5μg(20%)0.4μg(18%)0.4μg(17%)ビタミンC19mg(17%)26mg(26%)17mg(17%)17mg(17%)17mg(17%)17mg(17%)ビタミンD1.2μg(23%)1.3μg(23%)1.2μg(23%)1.2μg(22%)1.2μg(23%)1.3μg(23%)ビタミンE1.4mg(22%)3.2mg(51%)1.4mg(22%)1.4mg(22%)2.6mg(41%)2.2mg(35%)ビタミンK26.5μg(18%)27.1μg(21%)26.6μg(18%)26.6μg(18%)32.3μg(22%)26.6μg(18%)葉酸108μg(45%)93μg(39%)108μg(45%)108μg(45%)78μg(33%)108μg(45%)
まとめ
ベースブレッドで正しい置き換えダイエットを行っている限り、「太る」ことはまずありません。ただし、生活習慣が乱れていたり、間食をしていたり、ほかの食事がハイカロリーだったりすると、太ってしまう場合があるので気を付けましょう。
また、筆者がひそかにデメリットと感じているのは、定期購入をやめたあとのメルマガの多さ。

クーポンがついているとはいえ、再開者に向けたメルマガは多ければ1日1回、少なくとも3日に1回という異様なペースで届きます。いつかはベースブレッドを再開させるためにメールの定期購読を停止していないため、鬱陶しく感じることもあります
※サムネイル画像は(Image:「BASE FOOD」公式サイトより引用)