GOBIステージでは、Arcaのパフォーマンス中に宇多田ヒカルがサプライズ出演。「Electricity (Arca Remix)」を披露し、代表曲「One Last Kiss」や「Passion」を織り交ぜたマッシュアップで観客を魅了した。宇多田にとっては、2022年以来となる2度目のCoachella出演となった。
その後、セットは自身の代表曲「I Love It」へと繋がり、パーティームードあふれるフィナーレで締めくくられた。最後には「BRAT SUMMER IS OVER.」の文字がスクリーンに映し出され、「MAYBE IT'S TIME FOR A DIFFERENT KIND OF SUMMER?(そろそろ、ちょっと違う夏にしてみない?)」というメッセージとともに、次章への移行を印象づけた。
■Alok(SAHARA)
ブラジル出身のAlokが、WEEK2もSAHARAステージで圧巻のセットを披露。AIを模したパフォーマー集団のダンスや「This is not AI」のメッセージ、Alokの「Keep Art Human」TシャツもWEEK1に続いて披露し、独自の世界観で観客を引き込んだ。一方で、楽曲構成には微調整が加えられ、ブラジリアンベースのテイストをより随所に感じさせる内容に。先週に続いて高い熱量を保ちながらSAHARAステージをロックした。
Week 1でも話題を呼んだ「Dom Dolla – Dreamin (Eli Brown Remix)」をはじめ、重厚な低音とインダストリアルな質感を融合させたアグレッシブなセットで観客の熱気を高めた。終盤に向けての展開も秀逸で、照明とのシンクロ演出とともに一体感のある空間を生み出し、フロアを完全に掌握した。