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西島秀俊 主演ドラマ不振続きもバラエティは高視聴率の皮肉
“マダムキラー”として知られ、中高年女性から絶対的な人気を誇る俳優・西島秀俊の主演ドラマが、どうにも冴えない。

昨年、西島が主演し、TBSとWOWOWで共同制作された『MOZU』シリーズは、『Season1〜百舌の叫ぶ夜〜』(同年4月期)こそ、全話平均11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で視聴率2ケタ台を記録したが、『Season2〜幻の翼〜』(同年10月期)はWOWOWでの先行放送があったとはいえ、全話1ケタで平均6.4%と惨敗した。

同じくTBSの日曜劇場枠で今年1月期にオンエアされた『流星ワゴン』は、全話平均10.3%で、ギリギリ2ケタを死守したが、同局の期待に応えられるような数字は上がらなかった。

そして、西島の主役としての力量に疑問符がつくことになったのが、現在放送中の『無痛〜診える眼〜』(フジテレビ系/水曜午後10時〜)だ。

初回こそ、11.6%とまずまずだったが、第2話で7.1%と急降下。

以降、第3話は8.4%、第4話(日本シリーズ中継延長のため、午後11時45分放送開始)は屈辱の4.7%を記録。

その後は7%台が定位置となってしまい、2ケタ台をキープしている裏の『偽装の夫婦』(日本テレビ系/天海祐希主演)に完敗を喫している。

現状では、低視聴率で終わるのが濃厚で、「西島主演では視聴率が取れない」との評価が業界内にまん延しそうな雰囲気だ。

そんな中、西島は11月7日に公開された映画『劇場版 MOZU』のPRも兼ね、13日に安住紳一郎アナが司会のバラエティ番組『ぴったんこカン・カン』に出演した。

同番組は「たけしさんのあの言葉があったから今がある…俳優・西島秀俊が故郷高尾山をビートたけしと感動旅」と題され、たけしとの共演となったが、14.9%の高視聴率をゲットした。

もともと視聴率がいい同番組だが、ゲストや企画によっては下がる週もあり、この回の視聴率は上々。

たけしのアシストがあったからとはいえ、主演ドラマでは視聴率が上がらないのに、バラエティでは高視聴率をゲットするという、なんとも皮肉な事態となってしまった。

共演が多い香川照之から、「バラエティ慣れしてきた」と言われてしまった西島。

さすがに、バラエティに本格参戦とはならないだろうが、『無痛』の低視聴率を見たら、今後、各局は西島主演ドラマの制作に慎重になりそうな気配。

来春スタートのNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(高畑充希主演)に、ヒロインの父親役での出演が決まっている西島。

当面は脇役に徹し、失地回復に努めるしかないか?
【日時】2015年11月24日 11:00
【提供】日刊サイゾー

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