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『イッテQ』疑惑で思い出される フジVS日テレ骨肉の記憶

人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が揺れている。

5月に放送されたラオスの橋祭りが、存在しないやらせではないかと「週刊文春」(文藝春秋)に報じられたのだ。

日テレは文書でやらせを否定するも、文春側も即日、現地コーディネーターの証言などを例示し、反論。

さらに、タイでの祭り企画の収録でも現地コーディネーターによる“やらせ”があったことが明らかになっている。

この騒動は、テレビ業界にも大きな波紋を呼んでいる。

フジテレビは8日放送の『直撃LIVEグッディ!』において約40分間にわたって『イッテQ!』のやらせ騒動を特集。

他局の案件について、ここまで追及するのは異例であり「さすがにやりすぎでは」「フジテレビの私怨を感じる」といった声もネット上では聞かれる。

だが、日テレとフジは、1990年代にも同様のバトルを繰り広げていた。

「99年にフジの『愛する二人別れる二人』で、やらせ問題が発覚します。関係の冷え切った夫婦がお互い言いたいことをぶつけ合い、夫婦関係を続けるか別れるかを選ぶ企画です。しかし出演者や台本が仕込みであったことが発覚し、打ち切りに至ります。すると日テレの『進ぬ!? 電波少年』において『電波少年的愛する二人別れる二人(やらせなし)』企画の放送が即座に始まりました。フジが厳重に抗議すると、『電波少年』は番組中に“『電波少年的トロイの木馬』!!……あれ〜?”なるナレーションを挿入し、フジを皮肉りました」(放送作家)

『トロイの木馬』とは、98年から99年にかけてフジテレビ系で放送されたバラエティ番組。

この番組でフジは、アラスカでクイズ問題を出された若手芸人が、早押し台のある南米大陸のマゼラン海峡を目指す「アメリカ大陸縦断早押しウルトラクイズ」といった、『電波少年』のヒッチハイクの丸パクリ企画を放送していたのだ。

フジではほかにも07年に『発掘!あるある大事典II』、11年には『ほこ×たて』でやらせが発覚し、番組は即刻打ち切りとなっている。

このような過去を持つ局が自分たちの立場を省みず、他局のやらせ問題を糾弾する姿に違和感があるのは確かだろう。
【日時】2018年11月16日 12:00
【提供】日刊サイゾー

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