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タイ国内で認証された地理的表示(GI)コーヒーが集結

タイ商務省は、タイ国内で認証された地理的表示(GI)コーヒーを集めた「GIパビリオン」を、ムアントンタニーのインパクト展示センターで開催中の「THAILAND COFFEE FEST 2025」に出展しています(会期は7月13日まで)。このパビリオンは、知的財産局(DIP)とメディア「The Cloud」との協力により企画され、全国各地のGI認証コーヒーが厳選されて紹介されています。タイ政府メディアNNTが伝えています。



先日は商務大臣が視察に訪れ、生産者を激励するとともに、GIコーヒーの普及拡大を後押ししました。タイ産品を通じた「ソフトパワー」の強化を目指す取り組みの一環です。

GI制度は、地域固有の特性を持つ産品に認証を与えることで、農村経済の強化、生産基準の維持、販路の拡大などを支援するものです。コーヒーは、タイにおける代表的なGI産品の一つであり、ドイトゥンやドイチャンなどの銘柄は、欧州連合(EU)、日本、カンボジアなどで国際的なGI認証を取得しています。こうした実績が、タイのスペシャルティコーヒーとしての地位向上にも寄与しています。

GIパビリオンでは、チェンマイ県の「テープサデット」、チェンライ県の「ドイチャン」、ナーン県の「ドイスアンヤルアン」と「マニープルークサー」、ナコーンラーチャシーマー県の「ワンナムキアオ」と「ドーンマーファーイ」、チュムポーン県の「タムシン」と「カオタルー」、さらにラノーン県産のコーヒーなどが紹介されています。これらのコーヒーは、各地の気候、地形、栽培方法の違いが生む個性豊かな風味を楽しめる点が特徴で、来場者は試飲や生産者との交流を楽しんでいます。

今年で10回目を迎える「THAILAND COFFEE FEST」は、東南アジア最大級のコーヒー展示会です。生産者と消費者、企業をつなぎ、新たな市場機会の創出や持続可能な取り組みの推進に貢献しています。特に小規模生産者にとっては、自身のコーヒーの価値を広くアピールする重要な場となっています。

倫理的で地域に根ざした商品への関心が高まる中、タイのGIコーヒーは、国内外の消費者やバイヤーから注目を集めています。「GIパビリオン」は、ホール6のブースQ03にて、7月13日まで公開されています。最新情報は「GI Thailand」のFacebookページで確認できます。

 

【日時】2025年07月12日 19:00
【提供】タイランドハイパーリンクス

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