旅行予約プラットフォーム「アゴダ」は、2025年上半期(1月〜6月)のタイにおける旅行動向を発表しました。タイを訪れた旅行者の国別ランキングで、中国、マレーシア、韓国の3か国が引き続き上位を占めていることがわかりました。これはアゴダ上の宿泊予約データに基づく集計です。4位と5位には日本とシンガポールがランクインしています。
訪問都市としては、バンコク、パタヤ、プーケットが依然として人気を集めている一方で、ハジャイ(ハートヤイ)の人気が上昇しています。特にマレーシアやシンガポールからの旅行者の間で支持が高まっており、ハジャイは物価の安さとコストパフォーマンスの良さが評価されています。実際に、タイ国内で最も旅行費用が安い都市としてランク付けされており、アジア全体でも2年連続で「お得な旅行先トップ3」に選ばれています。
なお、訪問者数では中国が最多となっていますが、平均滞在日数では韓国からの旅行者が最も長く滞在しており、次いで日本、マレーシア、シンガポール、中国の順となっています。
また、長期滞在の旅行先としては、世界的に有名なダイビングスポットを有するタオ島や、自然とナイトパーティーの両方を楽しめるパンガン島が人気です。さらに、バンコク近郊のパトゥムターニー県も、静かな雰囲気とローカルな暮らしが味わえる目的地として注目を集めています。
タイ観光・スポーツ省によりますと、2025年1月から6月までにタイを訪れた外国人旅行者は1,600万人を超え、観光収入はおよそ7,435億バーツに達しました。政府による観光促進策「アメージング・タイランド グランド・ツーリズム&スポーツ・イヤー2025」や、渡航支援、航空便の増便などが後押しとなり、タイは引き続き東南アジア有数の観光地としての地位を保っています。
一方、タイ人の海外旅行先としては、東京、大阪、香港、台北、ソウルが2025年上半期も引き続き人気の目的地となっています。
アゴダ・タイ法人のアックラポン・ロットコン代表は、「アゴダがアジアの旅行者に信頼されていることを誇りに思います。私たちは、人気の観光地だけでなく、まだ知られていない場所にも焦点を当て、旅行者の皆さまに多様で快適な宿泊オプションを提供してまいります」とコメントしました。
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